こんにちは!
国語教師の新堂ハイクです!
・小論文の勉強法は?
・おすすめの参考書は?
この記事では、このような疑問が解決します。
現在多くの大学が推薦入試やAO入試で小論文を課していますが、小論文の授業がないので、独学で勉強しなければならないのが現実です。
小論文の実力は1ヶ月程度ではなかなかつかないので入試前に慌てて取り組んでも遅く、毎日少しずづ勉強を積み重ねていかなければなりませんが、どう勉強していけば良いか分からない人も多いと思います。
僕は現在私立高校で国語の教師をしており、小論文指導も行っています。
このページには、僕が実際に生徒に教えている小論文の勉強法を解説しているのでぜひ勉強に役立ててください!
著者 新堂ハイク 29歳 ・現役高校教師 勤続8年(特進クラス担任) ・難関大受験、小論文指導実績500人以上 ・教育メディア運営6年(月間10万PV) ・執筆300記事以上、掲載企業50社以上 実際の教育現場にいる現役教師にしか分からない、リアルな情報をお届けします!
小論文の勉強法を4STEPで解説!
小論文の具体的な勉強の流れを4つのSTEPで解説します。
小論文は「読解力」「論理的思考力」「文章力」を必要とするので、教科科目とは勉強の仕方が違い、実力も伸びにくです。
なので勉強開始の時期はなるべく早い方が良いです。
志望校を決めた後に小論文試験があるとわかったら、すぐに勉強を開始してください。
STEP1 現代文の勉強
現代文の勉強はそのまま小論文の勉強につながります。
入試に小論文がある場合は、まずは現代文の勉強時間を増やしましょう。
小論文の勉強の最初のステップとして現代文の勉強を通して、論文の型に慣れることと、文章を書くことの抵抗を無くしていきましょう。
では現代文の勉強を具体的どう取り組んでいくかを解説します。
評論文を読み込む
まずは論文という文章にしっかりと慣れましょう。
評論文は小論文と構成が近く、読み込むことで型を覚えることができます。
おすすめの方法は、短い評論文を書き写すことです。
その際に、段落の構成や接続詞のつなぎ方、論理の展開などを意識すると自分が書くときに役に立ちます。
記述問題に取り組む
学校で使用している問題集などで構いませんので、記述問題にしっかりと取り組んでみましょう。
「何が問われているのか」「どう答えればよいのか」を意識して記述解答を作ることで、文章力が身につきます。
記述問題の勉強法を解説している記事もありますので、そちらもぜひご覧ください👇
要約に取り組む
要約も文章力をつけるのに非常に役に立ちます。
国立大学の小論文では要約問題が出されやすく、しっかりと対策をしていないと何を書けばいいのか分からないという状態になってしまします。
要約で大切なのは、何が書かれているのかを正確に読み取る「読解力」、重要な点をまとめる「文章力」です。
教科書の文章や、問題集の文章を200字程度で要約する練習から始めてみましょう。
STEP2 過去問に取り組む
評論文である程度論文の構成に慣れ、記述や要約で文章を書くことへの抵抗が無くなったら、志望する大学の過去問に取り組みます。
その場合過去5年分ほどさかのぼって取り組み、出題テーマの分析と出題形式に慣れることを意識しましょう。
過去問に取り組む際に気を付けること、意識することを解説します。
学部・学科ごとにテーマが違う
小論文で課されるテーマは学部・学科によって異なります。
例えば看護・医療系であれば「生命」に関わること、教育系であれば「学校」に関わることなど学部・学科の特色に応じたテーマになります。
本格的に小論文の勉強を始める前に、自分の志望する大学の学部がどのようなテーマの小論文を課しているのかを確認しないと、勉強の方向性が定まらないので、必ずテーマを確認しましょう。
【2024年度入試】頻出!おさえておきたい小論文のテーマ一覧
試験方式の確認
課題文を読んでまとめる「要約型」、課題文を読んで自分の意見を論じる「論文型」、要約と論文の「複合型」などが試験方式として代表的です。
また、制限時間や文字数によっても戦略が変わってきます。
試験方式は各大学・各学部学科によって異なり、試験年度によってばらつきがあるところもあります。
5年分ほど過去問をさかのぼって傾向を分析し、自分の志望校に近い問題を演習できるようにしていきましょう。
今後の勉強方針を立てる
志望校のテーマ・試験方式の傾向がつかめたら、効率的に実力をつけるための勉強方針を立てていきましょう。
小論文は授業がないので、自分で参考書を買って独学で取り組んでいくことになります。
また、自分で解答を添削するのも難しいので添削してくれる国語の先生を一人は確保しておきましょう。
「独学で気を付けること」をまとめた記事もありますので、ぜひご覧ください👇
参考書での勉強に入る前に、読んで欲しい小論文対策を解説した記事です。
こちらも合わせてご覧ください👇
STEP3 参考書で勉強
現代文の勉強で基礎をつけて過去問で傾向分析をした後は、参考書で実力を伸ばしていきましょう。
小論文の勉強はあまり多くの時間をかけることはできません。(数学や英語などの教科科目が優先)
参考書は「1冊を完璧に仕上げる」という方法がおすすめです。
では参考書の取り組み方を解説します。
実力・目的に合ったものを選ぶ
参考書選びは慎重に行いましょう。
自分の実力・目的に合ったものでなければ適切に実力を伸ばしていくことができません。
自分に合った参考書の選び方の記事もありますので、そちらもぜひご覧ください👇
また、おすすめ参考書をこの後紹介していますのでそちらもどうぞ!
→おすすめの小論文参考書4選まで飛びます
1冊を完璧に仕上げる
参考書は1冊を選んで、それを完璧に仕上げましょう。
小論文は同じテーマを何度も解いても大丈夫です。
同じテーマでも自分の意見を変えたり、構成を変えてみたりすることで様々な文章に対応する力が付きます。
漢字・語彙力も重要
小論文専門の参考書だけではなく、補足として「漢字」「語彙」の参考書を購入すすることもおすすめします。
小論文の評価基準でも触れていますが、誤字脱字などは減点対象になります。
書きたい表現があるのに漢字が出てこない、代替表現も思いつかないなどがあると読みやすい文章を書くのに障害になってしまいます。
これは現代文の勉強にもつながるので、勉強しておいて損はないと思います。
👆入試に必要な漢字を網羅している参考書です。
現代文の勉強にもなるのでおすすめです!
👆収録語数の圧倒的な多さが特徴の参考書です。
語数が多いゆえに非常にシンプルなつくりになっていますが、とにかく語彙力を高めたいという人におすすめです。
STEP4 第三者による添削指導を受ける
小論文の自己採点には限界があります。
試験が近づいてきたら、必ず第三者の添削指導を受けましょう。
添削は基本的に学校の国語の先生にしてもらうと間違いないですが、塾に信頼できる先生がいる場合は、そちらでも構いません。
「学校の先生にも塾の先生にも頼ることができない!」という人はWEBの添削サービスを使いましょう。
ココナラ
「ココナラ」とは「スキル」の売り買いができるWEBサービスのことです。
ココナラは、一人ひとりの「得意(経験・知識・スキル)」を気軽に売り買いできるオンラインのスキルマーケットです。
恋愛相談や本格占い、キャッチコピー·ロゴ·イラスト作成、語学レッスンなど幅広いジャンルのスキルを売買できます。
ココナラヘルプ
ココナラの中には小論文添削のWEBサービスがあるので、それを利用するのも一つの方法です。
小論文通信添削指導サービス
サブスク型の小論文添削サービスです。
・24時間お申し込み、ご質問受け付け可能
・初心者でもだいじょうぶ(さまざまなお客様がいらっしゃいます)
・柔軟な対応が可能
・LINEのみでもお申し込み、やり取り可能
・文章添削・文章作成・小論文添削を任せられる
・大手にはできないきめ細やかな添削指導
・添削受け放題の小論文添削
・合格者・成功実績がある(大学、看護学校、スピーチ等)
・『小論文の虎の巻』(文章作成のヒント)無料進呈
・英文添削指導も可能
オンライン【文章添削・文章作成専門サービス】
「ココナラ」は買い切りのサービスですので、添削一回いくらという計算になります。
「小論文通信添削指導サービス」は月額課金型のサービスなので、短期集中で小論文の実力を上げることができます。
以上の4STEPが小論文の勉強法になります!
次は小論文の勉強に役立つおすすめ参考書を4つご紹介します!
小論文おすすめ参考書4選
小論文の参考書は何冊も買うものではないので、これと決めた1冊を選びましょう。
ここでは基礎~応用まで1冊で対応した4冊のおすすめ参考書を紹介するので、自分に合っているなというものを選んでください。
上から難易度準に並べていますので、ぜひご覧ください。
小論文これだけ!超基礎編
👆小論文の基礎を固めることができる、基本事項に忠実な参考書です。
解説が丁寧で、小論文において知っておくべき基礎知識を習得できるので、あらゆるジャンルの問題に対応する力が付きます。
小論文のオキテ55
👆小論文に書く内容や構成など、初心者が抱えやすい疑問を丁寧に解説してくれる参考書です。
「とにかく文章を書くことが苦手だ」と感じている方や「いつも時間切れになってしまう」という方におすすめできる参考書で、1冊仕上げると確かな文章力が身につきます。
文章を書くのが苦手な方は、過去問を解く前にこちらの参考書を解くとスムーズに問題演習ができます。
採点者の心をつかむ 合格する小論文
👆採点者側の心を知ることができる、斬新な目線の参考書です。
読み手が心を惹かれるような文章を書く術が解説されているので、「文章を書くのは抵抗がないけど、味気ない文章になってしまう」という方におすすめできる参考書です。
文章の量が少ないので読みやすく、勉強法も掲載していますので、人とは違った小論文が書きたい人はぜひ読んで見て下さい。
落とされない小論文
👆短期間で小論文の点数を上げたい方におすすめです。
特徴は全試験共通の減点基準を公開していることや、あらゆる小論文に当てはまる12の超大ミスなど実践的な内容が充実しているところにあります。
ダメな小論文とその直し方が分かりやすく解説されており、点数の取れる小論文の書き方習得できます。
【小論文の書き方完全ガイド】はこちら↑
小論文の勉強は早めに始めよう!
小論文のおすすめの勉強法は、まずは現代文の勉強時間を増やすことから始めて、論文の型に慣れて文章を書くことに対する抵抗感をなくしましょう。
そして過去問演習で志望大学の頻出テーマと問題形式を分析し、参考書を使って実力を伸ばします。
直前期には必ず第三者に添削してもらい、細かいミスを減らして完成度を上げていきます。
以上のステップを踏めば、小論文試験で合格する力をつけることができるので、ぜひやってみてください。
大学受験で小論文が必要で、特に難関大学を目指しているという方には「専門の塾」もおすすめですので、参考にしてください。
総合型選抜で受験予定の方へ
あなたが小論文を勉強する理由は、総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜(旧推薦入試)ですか?
だとしたら、専門の塾を検討することをおすすめします。
専門塾が必要な理由
・小論文対策は独学では難しい
・総合型選抜は学校や塾では対策困難
・各大学ごとに必要な対策が違う
現役高校教師の僕がオススメするのは「総合型選抜専門塾AOI」です。
総合型選抜専門塾AOIは、2022年度入試合格率95.2%で日本一の合格実績を誇る総合型選抜(旧AO入試)・学校推薦型選抜(旧推薦入試)専門の個別指導塾です。
難関大学への合格実績も多数あり、オンラインにも対応しているので全国どこからでも志望校の総合型選抜を目指せます。
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以上で本記事は終了です!
最後までご覧いただきありがとうございました!