小論文

小論文対策は出題形式の理解から!国語のプロが徹底解説します!

ハイク先生

こんにちは!
国語教師の新堂ハイクです!

・小論文の対策ってどうすればいいの?

・小論文ってどんな試験?

・いつから、どれくらい勉強すればいいの?

この記事ではこのような疑問が解決します。

「受験で小論文を使うのに、学校では授業がないからどう対策すればいいかわからない」という悩みを抱えている受験生は多くいます。

推薦入試やAO入試で小論文を課す大学が増えているのに、小論文の授業がないというのは受験生にとって深刻な問題です。

僕は私立高校で国語の教師をしており、推薦入試やAO入試で受験する生徒の小論文指導を毎年行っています。

その経験の中から「これから小論文の勉強を始めていこう」という受験生のために、僕が実際に教えている小論文対策を解説していきます!

難関大の推薦入試合格者も出ているので、信頼性は高いかと思います。

最後までぜひお付き合いください。

受験に受かるための小論文対策

この記事では、小論文対策として4つのテーマを取り扱います。

・小論文とは
・入試小論文の出題形式
・勉強量と勉強開始時期の目安
・初心者用おすすめ参考書

対策の基本は「敵を知ること」ですね。

「小論文という試験がどんなものなのか」が分かれば、自分に合った対策の方法はおのずと見えてきます。

そして勉強時間と勉強開始時期の目安が分かれば、いつからどれくらい勉強に取り組めばいいかというスケジュール感覚が身につきます。

最後に「これから小論文を勉強する」という人に、初心者向けの基礎的な参考書をご紹介します。

以上の流れで小論文の対策法を、この記事で身につけていただければ幸いです。

ハイク先生

それでは「小論文とは」から解説していきます!

小論文とは?

小論文とは自分の意見や主張を、筋道を立てて論理的に説明し、読み手を説得する文章のことです。

作文や感想文とは明確に違います。

作文や感想文
読み手の感性に訴えかけて、自分の感情を相手に伝える文章

小論文
読み手の理性に訴えかけて、自分の理論で相手を説得する文章

小論文を書こうとしたのに、「これは作文だ」といわれてしまう人はまず、ここを理解しておくことが大切です。

小論文とは?」という疑問に答えた記事がありますので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください👇

ハイク先生

では、入試でどのように出題されるのかを解説します!



小論文の出題形式

小論文試験の主な出題形式と、その対策について解説します。

主な出題形式は以下の通りです。

・テーマ型
・課題文読解型
・資料分析型
・要約型
・志望理由型

大学、短大、専門学校によって出題形式が異なり、その中でさらに学部、学科によってテーマなどが違ってくるので、志望校の過去問をチェックするのは必須です。

またこれらの形式を複合的に出題する大学もあります。


課題文を読んで○○字で要約し、それに対する自分の意見を○○字で述べなさい。

例は課題文読解型と要約型の複合形式です。

このような形式に対応するためには、先にあげた基本出題形式の5パターンを知っておく必要があります。

テーマ型

与えられたテーマに対する自分の意見を論述する形式です。

教育系であれば「待機児童問題をどう考えるか」、医療系であれば「感染症対策のあり方をどう考えるか」など学部・学科の特色によってさまざまなテーマが与えられます。

対策としては、自分の志望する分野の情報に普段から触れておくことと、それに対して常に自分の意見を考えることです。

また、志望分野のテーマが時事問題と絡めて出題されるケースも多く、試験前にはニュースを毎日チェックするクセをつける必要があります。

自分の志望する大学が、どのようなテーマを出題する傾向にあるかを過去問で調べるのも必須です。

課題文読解型

与えられた課題文を読み、それに対する自分の意見を論述する形式です。

課題文は長文のものが多く、文章を書く力に加えて読解力も必要になります。

制限時間内に課題文を読解し、その内容をふまえて自分の意見を構築して論述していくのでテーマ型以上に対策が大変です。

さらに課題文読解型は複合形式で出題されることが多く、要約や資料の読みとりなどの力も必要になる場合があります。

まずは「筆者の主張は何か」を考えながらさまざまな文章に触れていくことが大切です。

資料分析型

資料として図やグラフが与えられ、それを分析した結果を論述する形式です。

理系の学部や、文系では経済学部・福祉・教育系の学部などに多く見られる出題形式です。

資料の全体像を正確にとらえ、数字をしっかりと比較する力が要求されます。

なかには割合などの計算を必要とする場合もあるので、総合力が試される試験といえます。

対策としてますは図やグラフに慣れることから始めましょう。

地理の教科書や資料集には、図やグラフなどのデータがたくさんあるのでそれを見てみるのも手です。

さくら

資料の読み取り…めっちゃ苦手です…

要約型

与えられた課題文を読み、それを指定時数で要約する形式です。

課題文読解型とよく複合形式で出題されます。

早く正確に課題文の要旨をつかむ力を必要とします。

対策としては、現代文の勉強時間を増やすことをおすすめします。

要約は現代文の問題集に頻出する項目なので、何か一つ問題集を買って解いてみると良いでしょう。

現代文の記述問題の対策の記事もありますので、そちらも合わせてご覧ください👇

志望理由型

学部・学科への志望理由を論述する形式です。

「志望動機」「入学してから取り組みたいこと」「なぜこの大学でなければならないのか」「卒業後はどのような進路を考えているか」などを筋道を立てて論述していきます。

大学側は特に「なぜうちの大学を選んだのか」が知りたくて、試験を課しているので、志望大学の理念や教育方針、特色などを知っておく必要があります。

対策としては自分の興味・関心を深めていくことが大切です。

そして志望大学に関する情報も集めていきましょう。

ハイク先生

以上の5つの出題形式をおさえておこう!
次は「勉強時間の目安と勉強を始める時期」について解説するよ!

勉強時間の目安と勉強を始める時期

基本的に小論文の勉強は独学で行うことになります。

国語の授業で小論文を取り扱うことはあまりなく、国語の先生に個別で見てもらいながら自分で勉強するという方法がスタンダードだと思います。

「小論文の勉強にはどれくらいの時間をかければよいのか」「いつから小論文の勉強を始めるべきか」について説明します。

勉強時間の目安

小論文のスタンダードな出題形式として「テーマ型/800字/60分」というものがあります。

与えられたテーマについて、60分以内で800字の論述をする形式です。

この形式は小論文の実力を伸ばすのに適しています。

60分で論述して30分で解答解説を見ると考えると、1日1時間半程度が勉強の目安です。

実際に僕は小論文の勉強を見て欲しいと頼まれた生徒には、このように1日1題をベースに課題を与えています。

勉強開始時期の目安

専門学校の入試であれば9月ごろ、推薦入試(指定校推薦を含む)・AO入試であれば10月、11月ごろが試験時期の目安です。

文章力、読解力はすぐには身につかないものなので、早い時期からの対策をおすすめします。

特に難関大の推薦入試はテーマや課題文が難解なものが多く、直前期に対策していたのでは間に合いません。

僕はだいたい試験の3ヶ月前には意識して対策をするように、生徒に教えています。

小論文は試験の3ヶ月前だけではなく、普段の生活から社会問題や志望分野の情報に触れておくことが大切ですが、本格的に記述の練習を始めるのは試験の3ヶ月前で大丈夫です。

小論文の具体的な勉強法について解説した記事もありますので、そちらもあわせてご覧ください👇



初心者用おすすめ参考書

これから小論文を始める方に向けて、初心者用の参考書を紹介します。

これらの参考書はどれでも1冊で十分小論文の書き方が分かるので、何冊も買う必要はありません。

小論文これだけ!超基礎編

👆文章の書き方や原稿用紙の細かいルールまで、基礎の基礎から丁寧に解説してくれる1冊です。

ざっと目を通すだけでも文章の基礎ができるので、本当に文章を書くのが苦手な人におすすめの1冊といえます。

コンパクトなサイズで持ち運びにも便利です。

採点者の心をつかむ 合格する小論文

👆採点者の目線という視点から、小論文の書き方を教えてくれる参考書です。

僕も小論文の採点をしたりするので共感できるところが多く、個人的には1番おすすめの参考書になります。

答案例やイラストなどで分かりやすく解説してくれて、本が苦手な人でもスラスラ読めるのが特徴です。

小論文のオキテ55

👆累計10万部以上売れている小論文参考書のベストセラー本です。

何を書けばいいのかわからない人が、書くための指針を手に入れることができる55個のオキテを紹介してくれます。

小論文の正解を効率的に学びたい人におすすめです。

田村のやさしく語る小論文

👆小論文の作法や書き方をシンプルな文章で説明してくれる参考書です。

ページ数は前3つの参考書と比べて少ないですが、必要最小限の知識で構成されているので、文章に抵抗がない人におすすめです。

「田村のやさしく語る」シリーズは現代文も有名ですね。

【小論文の書き方完全ガイド】はこちら👇

まとめ

小論文とは「自分の意見や主張を、筋道を立てて論理的に説明し、読み手を説得する文章」のことで5つの出題パターンがあります。

・テーマ型
・課題文読解型
・資料分析型
・要約型
・志望理由型

これらは複合的に出題されるケースも多く、各形式に慣れる必要があります。

勉強時間は1日1時間半程度で、勉強開始時期は試験の3ヶ月前がおすすめです。

また、普段から社会問題や志望分野の情報収集に取り組んでいると有利になります。

ハイク先生

以上で本記事は終了です!

さくら

最後までご覧いただきありがとうございました!