こんにちは!
高校教師の新堂ハイクです!
勉強は朝にした方が良い?
「朝に勉強しないなんてありえない!」と1日17時間勉強した勉強した現役教師の僕は声を大にして叫びます。
でも、私夜型だから朝はちょっと…。
夜型の人も良く考えてみてください。
入学試験を深夜に実施している大学はないですよね?
朝から頭が働くようにすることは、大学受験において絶対に欠かせません。
第一志望に合格する受験生は、みんな朝から勉強しています!
このページでは
・朝に勉強するメリット
・朝の勉強に適した科目
・効果的な朝勉強の方法
・朝勉強を習慣にする方法
を分かりやすく解説します。
朝起きるのが苦手な人、夜の方が集中できる人にこそ最後までご覧いただきたい内容です!
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著者 新堂ハイク 29歳 ・現役高校教師 勤続8年(特進クラス担任) ・難関大受験、小論文指導実績500人以上 ・教育メディア運営6年(月間10万PV) ・執筆300記事以上、掲載企業50社以上 実際の教育現場にいる現役教師にしか分からない、リアルな情報をお届けします!
朝に勉強するメリット

朝は1日のうちで最も集中力を高く維持できる「勉強のゴールデンタイム」です。
脳科学的にも朝は前日のストレスや疲労がリセットされ、1日のうちで脳が一番リフレッシュな状態になると分かっています。
「朝に勉強しない理由はない!」と言い切れるぐらい、朝勉強には大きなメリットがあります!
・脳が一番整理されている
・入試本番に頭が働くようになる
・急な予定に左右されない
・勉強時間が増える
では、朝勉強のメリットを上から順番に解説していきます。
脳が一番整理されている
人間は睡眠中に1日の記憶が整理され、情報の取捨選択が行われています。
脳の中の記憶を担当する部分を「海馬」といい、この「海馬」は朝が一番整理されていて夜に近づくにつれてどんどん1日の記憶で埋まっていきます。
つまり「海馬」の空き容量が一番大きい朝の時間帯は、情報の処理に余裕があり、新しいことを覚えたり、深く思考したりするのに適しています。
また、睡眠により身体的にも疲労が回復している状態なのでコンディションよい体調で勉強に集中できます。
入試本番に頭が働くようになる
大学入学共通テストの試験開始時間は9時30分からです。
私立大学一般入試、国公立大学二次試験もほとんどが午前中から実施されます。
朝から頭を働かせて問題を解くという習慣をつけていれば、入試本番でも本来の力を100%発揮できるようになります。
夜型の人も入試2週間前からは、朝に勉強する生活にしたほうが絶対に良いです!
急な予定に左右されない
朝に急な予定が入ることって、ほとんどないですよね。
・家族から手伝いを頼まれる
・友人からの連絡や、遊びの誘い
・見たいテレビ番組などの誘惑
朝にはこれらの勉強に集中しづらくなる要素がほとんどありません。
特に早朝は、人の活動もほとんどないので静かな環境で勉強に取り組むことができます。
勉強時間が増える
平日の毎朝30分でも勉強する習慣をつけていると、一週間で150分(2時間半)、一ヶ月で600分(10時間)の勉強時間を確保できます。(休日も含めるともっと伸びます)
大学受験は長期戦で、コツコツ取り組めた人が最後には結果を出します。
最近勉強時間が足りてないな…。
と思った人は、毎日30分だけでも朝に勉強してみましょう。
\こちらのページも参考にどうぞ!/
朝の勉強に適した科目

朝に勉強することのメリットは、分かってもらえたかと思います。
では次に「朝に何を勉強すれば一番効果的なのか」を解説します。
朝に取り組むと効果が高い勉強は、以下の通りです。
・思考系の科目
・前日に解けなかった問題
・新しい単元
・問題演習(過去問演習)
では上から順番に解説していきます。
思考系の科目
朝は思考力が高まっているので、単純な作業ではなく「頭を使う問題」に取り組むのが最適です。
・数学の計算問題
・現代文の読解
・英語の長文読解
・理科の実験考察問題
ちょっと朝から重いと思うかもしれませんが、朝の脳はスッキリしているので意外とサクサク解けてしまします。
コツとしては、いきなり難易度の高い問題に取り組むのではなく、軽めの問題から徐々に頭を慣らしていくのがベストです。
僕が1日17時間勉強したときは、朝イチで生物の実験考察問題に取り組んでいました。
前日に解けなかった問題
前述の通り、朝は昨日の記憶が整理されています。
前日にいくら考えても解けなかった、理解できなかった問題も朝にやってみると意外と分かるということがよくあります。
朝に時間が少しだけしか取れないという人は、このように前日に分からなかった問題に取り組んでみるのも良いでしょう。
新しい単元
朝は新しい情報が入ってきやすい時間帯なので、予習や新しい単元の勉強をするのも効果的です。
平日なら学校の勉強の予習をするのに、朝は最適ですね!
問題演習(過去問演習)
入試本番に近づいてきたら、実際の試験時間に合わせて過去問や予想問題で問題演習に取り組むのが効果的です。
僕自身も本番の2週間前からは、実際の試験時間に合わせて過去問演習を行っていました。
過去問の効果的な使い方を以下にまとめていますので、参考までにご覧ください。
朝の勉強にNGな科目
朝の勉強に適していないのは、暗記系の科目です。
え?
朝は記憶の容量が一番空いてるから、朝に覚えればいいんじゃないの?
そう思うかもしれませんが、朝に暗記したものは1日の記憶に埋もれてしまいます。
脳科学的にも暗記に適しているのは、記憶の整理が行われる直前の寝る前の時間帯です。
なので、朝に暗記に取り組んでも効果が薄いので気をつけましょう。
朝の勉強の効果を最大限に引き出す方法

次に「朝の勉強の効果を最大限に引き出す方法」を解説します。
以下のことを意識して取り組めば、朝の勉強のパフォーマンスは最大限アップします!
・日光を浴びる
・軽い運動
・前日寝る前の暗記で効果倍増
・朝ご飯は勉強の後で
日光を浴びる
起きたらまず日の光をしっかりと浴びましょう。
朝日を浴びるとセロトニンという物質が生成され、これが朝の脳を活性化してくれます。
セロトニンの効果
・精神の安定
・安心感や平常心
・頭の回転をよくして直観力を上げる
このようにセロトニンには勉強効率を上げる効果があり、それも朝日を浴びるだけで分泌されるので浴びない理由はないですよね。
直射日光じゃなくても大丈夫です!
雨の日でも大きな窓の近くに、2~3分程度いるだけでも分泌されます。
軽い運動
日光を浴びるついでに軽い運動もすると、血行が促進されてスッキリと目が覚めます。
朝から激しい運動は厳しいので、軽いストレッチなどがおすすめです。
朝の時間に余裕があるなら「散歩」をおすすめします。
日光を浴びるついでに、運動できて、スマホなどからも解放されて気分よく1日を始められますよ。
朝の散歩は人生変わります!
ホントにおすすめです!
前日寝る前の暗記で効果倍増
寝る前に暗記したものを、朝起きた後すぐに確認すると記憶率がかなり高くなります。
夜寝る前の15分は「暗記のゴールデンタイム」と呼ばれており、朝にも確認することで効果は倍増します。
朝にいきなり思考系の科目を勉強するのがキツイ、という人は前日の暗記の確認から始めるとスムーズに勉強できるようになります。
僕が実際に使っていた暗記法を解説したページもありますので、ぜひ参考にしてください。
朝ご飯は勉強の後で
朝起きてすぐの空腹感は、そのまま維持して勉強しましょう。
というのも空腹感は勉強中の記憶力を上げてくれるからです。
細かく説明すると、空腹感がある時は脳の栄養素であるブドウ糖が不足している状態にあります。
すると、人の体は危機状態と判断して大脳辺縁系にある「扁桃体」という部分が活性化し、記憶に影響する脳細胞も一緒に活性化されるので、記憶力が向上するという仕組みです。
これは朝に限らず、1日のうちにお腹が減っているときは、記憶力が上がっているってことですね!
次に「朝の勉強を習慣化する方法」を解説します!
朝勉強を習慣化させる方法

朝勉強するのが良いのは分かるけど、朝起きれないし、一回やっても全然続かない…。
やった方が良いと分かっていても、朝に勉強するのは本当に難しいですよね。
僕も学生時代に、提出課題を朝にやろうと思って早く寝ても、全然起きられずに結局できないまま登校することなんてザラにありました(笑)
最後に「朝の勉強を習慣化させる方法」を解説するので、ぜひ朝勉強ができるようになってください!
・無理をしない
・前日にやることを決める
・友人と約束する
・自宅以外で勉強してみる
・休日なら昼寝をする前提で
では上から順番に解説していきます。
無理をしない
まずは「決して無理をしない」ことが大切です。
よし!朝に勉強するぞ!
明日は5時に起きて2時間勉強しよう!
これが一番続かない人のパターンです。
いきなり起きる時間を1時間も2時間も早くしても、起きられるわけがありません。
まずは15分~30分程度の勉強時間を確保することから始めましょう。
平日なら15分~30分早く起きる、休日なら1時間程度早く起きる。
これくらいが朝勉強を続けていくのに、ちょうど良いスタートです。
前日にやることを決める
前の日に、机の上に朝勉強するテキストなどを準備しておきましょう。
朝は思ったより時間がなく頭も起きていないので、「何を勉強しようかな」と考えている時間がもったいないです。
それに勉強することを決めていないと、朝起きるモチベーションが作りづらく、早起きが成功しないこともあるので、必ずやることを決めておきましょう。
友人と約束する
「どうしても朝起き上がれない」という人は、友人と約束して一緒に勉強するのも一つの手です。
自分のためにはなかなか起きられなくても、友人との約束なら起きられる可能性が高いです。
ただし、くれぐれも勉強という目的を見失ってLINEなどで雑談することの内容に気をつけましょう。
自宅以外で勉強してみる
自宅で集中できないなら、カフェやマクドナルドなどに行って勉強するのも手です。
僕は高校の頃朝にマックへ行って、朝マックを食べながら勉強し、マックシェイク片手に学校に行っていました。
学校に行く前にどこかによってから登校すると、何か充実感がすごいんですよね(笑)
休日の午前中にスタバで勉強できたときの充実感もすごいです。
毎回はさすがにお金がかかるので、集中できないときに場所を変えるのがオススメです!
休日なら昼寝をする前提で
休日前提ですが、「眠くても後で昼寝をすればいい」と考えて朝起きてみるのも一つの手です。
“昼寝”というのは、生産性を上げるのに効果的だと、最近では就業時間中に昼寝を取り入れている企業や学校もあります。
昼寝(仮眠)を取り入れている企業
・Google
・Apple
・Microsoft
・Nike
・Uber
どれも世界をリードする超有名企業ですね。
さらにNASAの研究結果によると昼に26分の仮眠を取った結果、認知能力が34%上昇し、注意力も54%上がったといいます。
ただし、昼寝をするときは15時までにするようにしましょう。それ以降だと夜の睡眠に影響が出るのでオススメできません。
とにかく無理をせずにまずは「3日程度」続けてみましょう!
まとめ
・朝勉強のメリット
・脳が一番整理されている
・入試本番に頭が働くようになる
・急な予定に左右されない
・勉強時間が増える
・朝勉強に最適な科目
・思考系の科目
・前日に解けなかった問題
・新しい単元
・問題演習(過去問演習)
※暗記系はNG
・朝勉強の効果を最大限にする方法
・日光を浴びる
・軽い運動
・前日寝る前の暗記で効果倍増
・朝ご飯は勉強の後で
・朝勉強を習慣化させる方法
・無理をしない
・前日にやることを決める
・友人と約束する
・自宅以外で勉強してみる
・休日なら昼寝をする前提で
朝勉強するのは実際はかなりしんどいですが、学習効果と達成感はすごくあります。
朝の時間を効率的に勉強したい人には「映像授業」もオススメです。
\オススメの映像授業はこちら/
以上で本記事は終了です!
最後までご覧いただきありがとうございました!