【ゼロから覚醒はじめよう現代文】を現役国語教師が徹底解説【レベル・使い方】

新堂ハイク

こんにちは！
高校教師の新堂ハイクです！

・「ゼロから覚醒はじめよう現代文」ってどんな参考書？

・レベルや使い方は？

「ゼロから覚醒はじめよう現代文」はかんき出版から出版されている「ゼロから覚醒」シリーズの1作目です。

現代文で大学受験を意識した勉強を始めよう、という初心者の方におすすめの参考書になっています。

僕は現在高校の国語教師として、日々大学受験対策の現代文を教えています。

そんな僕がオススメする参考書なので、「現代文の勉強に悩んでいる」という人はぜひ参考にしてください。

著者　新堂ハイク　29歳

・現役高校教師　勤続8年（特進クラス担任）
・難関大受験、小論文指導実績500人以上
・教育メディア運営6年（月間10万PV）
・執筆300記事以上、掲載企業50社以上

実際の教育現場にいる現役教師にしか分からない、リアルな情報をお届けします！

ゼロから覚醒はじめよう現代文とは？
- ゼロから覚醒はじめよう現代文の基本情報
ゼロから覚醒はじめよう現代文の使い方
- ゼロから覚醒はじめよう現代文の内容・特長
- ゼロから覚醒はじめよう現代文の効率的な使い方
ゼロから覚醒はじめよう現代文のレベル
- ゼロから覚醒はじめよう現代文がおすすめな人
- 解き終わるまでの時間の目安
ゼロから覚醒はじめよう現代文の口コミ
- 現代文の基礎を最速最短で学習できます！
- 現代文の初めの1冊として最適な問題集
ゼロから覚醒はじめよう現代文の次に解く参考書は？
- ゼロから覚醒 Next フレームで読み解く現代文
- ゼロから覚醒 Final 読解力完成現代文
ゼロから覚醒はじめよう現代文のまとめ
- 柳生好之先生の現論会もおすすめ！

ゼロから覚醒はじめよう現代文とは？

柳生好之

さくら

受験で現代文使うから勉強しなきゃだけど、何から始めたらいいか分からないです…。

新堂ハイク

そんな人には「ゼロから覚醒はじめよう現代文」がオススメ！

まさに現代文をゼロから始める人にピッタリな参考書なので、現代文が苦手な人や大学受験で使う人全員にオススメできます！

ゼロから覚醒はじめよう現代文の基本情報

柳生好之

出版社	かんき出版
値段	1,100円
著者	柳生好之
ページ数	176ページ
レベル	ゼロから基礎～入試基礎

「ゼロから覚醒」シリーズ三部作の基本編である「はじめよう現代文」は、大学受験の現代文をゼロから丁寧に解説してくれます。

ちなみに著者は、スタディサプリの講師である「柳生好之」先生です。

さくら

柳生先生！スタディサプリでお世話になっています！

現代文で守るべきルール、正しく読むための方法、再現性にこだわった解法などを、現代文が苦手な受験生でも必ず読破できるようにまとめられています。

新堂ハイク

学校で習う現代文と大学受験の現代文は、全くの別物です。

大学受験で現代文を使うなら、授業だけでは絶対に足りないので参考書が必要です。

そんな、大学受験の現代文初心者がこれから受験対策をしていくためにオススメの参考書となっています。

ゼロから覚醒はじめよう現代文の使い方

「ゼロから覚醒はじめよう現代文」の学習効果を最大限引き出して、現代文の偏差値をアップさせるための効率的な使い方を国語教師の僕が解説します。

新堂ハイク

まずは「ゼロから覚醒はじめよう現代文」がどんな参考書なのか、内容を解説していきます！

ゼロから覚醒はじめよう現代文の内容・特長

主な特長

・理解と演習の2部構成

・文法知識の解説が丁寧

本書の前半部分では、文法などの正しい知識の理解から始めます。

その際、短い文章でどんどん先に進むことができるので、現代文が苦手な人でもつまづくことなく進めることができます。

ゼロから覚醒はじめよう現代文は、文法を使った読解法にこだわっており、おざなりになりがちな基本的文法を基礎から学べるので、応用になった時も対応できる力が身につきます。

後半部分の演習問題では前半部分で学んだことを、実践でどのように使うのかわかりやすく説明があり実際に問題を解いて応用力を鍛えます。

問題構成

第一部
「現代文を『正しく』読むための絶対ルール」

第一回現代文という科目の正体を知っているか
第二回これがわかれば現代文は読み解ける
第三回現代文の読み方決定版

第二部
「大学入試問題を解いてみよう」

第四回評論文に挑戦しよう
第五回小説文に挑戦しよう
第六回随筆文に挑戦しよう

ゼロから覚醒はじめよう現代文の効率的な使い方

参考書をただ漫然と解いているだけでは、なかなか現代文の成績は上がりません。

実力をしっかりとつけるためには、意識して取り組むべきやり方があります。

以下の手順に沿って勉強を進めていけば、効率的に現代文の偏差値を上げることができます。

・別のノートに問題をやりながら第一部を1周する
↓
・間違えた問題にチェックをする
↓
・本書のやり方に沿ってもう一度間違えた問題を解く
↓
・第二部の問題演習をする

現代文は「解き方の学習」が最重要で、第一部では解き方をゆっくりと丁寧に教えてくれるので2周やる前提で進めていきます。

ノートを用意して、まずは解説を軽く読みながら解き進めていきましょう。

間違えた問題にチェックをして、2周目では解説をじっくり読みこんで柳生先生のやり方にしっかりと沿って解いていきます。

これで現代文の「解き方の学習」の基礎が出来上がるので、第二部の問題演習を行います。

問題演習に関しては2周してもいいですが、僕個人では同じ問題を2度解くのはおすすめしません。

入試の現代文では読んだことのある文章というのは出現しないので、常に初見の文章に対応する必要があるからです。

新堂ハイク

「はじめよう現代文」の次は、他の「ゼロから覚醒」シリーズを解いていくのがおすすめです！

ゼロから覚醒シリーズ

①ゼロから覚醒はじめよう現代文
↓
②ゼロから覚醒Next フレームで読み解く現代文
↓
③ゼロから覚醒Final 読解力完成現代文

ゼロから覚醒はじめよう現代文のレベル

さくら

ゼロから覚醒はじめよう現代文ってどれくらいのレベルですか？

現代文が全然分からない私でも、買って大丈夫ですか？

ゼロから覚醒はじめよう現代文のレベル

・偏差値50～55

・共通テスト6割～7割程度

・中堅私大合格ラインレベル
　(日東駒専・産近甲龍)

大学入試の現代文をゼロから解説してくれる参考書なので、レベル的には受験入門になります。

この1冊だけではやはり中堅私大止まりなので、これを足掛けにレベルの高い参考書を解いて実践力を鍛えていく必要があります。

ゼロから覚醒はじめよう現代文がおすすめな人

・大学入試に向けてはじめて現代文を学習する人

・ 苦手な現代文をどうにかして克服したい人

・現代文の得点が安定しないで困っている人

大学受験初心者・現代文が苦手といった人が現代文の得点を安定させるためにオススメな参考書と言えます。

もちろん、「現代文の復習をしたい」や「スランプなので一度基本に立ち返りたい」という人にもおすすめできます。

逆におすすめできない人は

発展的な現代文の問題を解きたい人です。
特に難関国立私立大学を受ける人にとっては「はじめよう現代文」は物足りない内容であるといえます。また出題される文章が比較的短いので、短時間膨大な量の文章を処理しなくてはならない大学入学共通テストの対策にも向きません。

解き終わるまでの時間の目安

・第一部　3時間程度

・第二部　8時間程度

合計11時間程度

あくまでも目安ですが、1日1時間で11日(2週間弱)で終わる計算です。

これは結構長めに時間を取って計算しているので、早い人は6時間程度で終わるかもしれません。

そこまで分量は無いので、冬休みなどの長期休みに時間を取ってやるのが良いでしょう。

ゼロから覚醒はじめよう現代文の口コミ

Amazonのレビューから気になる口コミを厳選しました。

ちなみにAmazonのレビューでは、5段階中4.1の高評価を得られています。

現代文の基礎を最速最短で学習できます！

「現代文が苦手である」「なんとなく選択肢を選んでしまう」「いつも最後の二択で外してしまう」「現代文ってなにをしたらいいのかわからない…」
といった現代文に悩むすべての受験生にオススメです。

本書は現代文という科目がどういう性質かという説明から始まります。
短いわかりやすい文章で例題を解きながら１つずつステップアップできる構造です。
最終的には実際の文章の中にチャレンジし、なぜその選択肢が正解になるのか、どういうプロセスでその正解にいたるのかまで解説が詳細に書いてあります。
なので、自分がどのポイントでつまずいてしまっているのか明確になるでしょう。
現代文という科目において成績を伸ばす方法がきちんとあると改めて実感させられました。

レベルは基礎レベルなので、その後問題演習など積んでいけば現代文に関しては安心なのでは無いでしょうか。
量も多くなく、1日１回進めても6日で終わります。
挫折しにくい設計とも感じました。

『田村のやさしく語る現代文』が絶版になってしまった今、現代文の一冊目にもっともふさわしい参考書と言えます！
まさしく「ゼロから始める」にはぴったりかと思いました。
Amazonレビュー

現代文の初めの1冊として最適な問題集

【対象者】　
　現代文が苦手な高校生

【本書の構成】　
　全2部構成。第1部が現代文を読み解くポイントについて書かれ、第2部では問題演習として3問載っている。
「田村のやさしく語る現代文」とコンセプトは同じだが、こちらの本の方が使いやすいと思う。

【特徴】
・文章を読む際のポイント（指示語・接続語・助詞）について書かれている
・答えは本文中にあり、あくまで筆者の意見を元に答えるべきということが書かれている
・問題は3問しかないが、評論・小説・随筆が1問ずつある

【本書の評価】
・他の問題集にはない、現代文読解のイロハについて書かれているため、現代文をフィーリングで読んでいる生徒は最初の1冊として使える
・文章が講義調で読みやすい
・紙面がカラー、イラストや図解説明で分かりやすいなど、文章を読むのが苦手な生徒でも読める工夫がされている（この点が「田村のやさしく語る」よりもいい点）
・問題が3問しかないため、他の問題集で補う必要がある。
Amazonレビュー