こんにちは!
高校教師の新堂ハイクです!
共通テストの現代文で8割取りたい!
共通テストまで時間がないけど、現代文で何とか8割取りたいというあなたに、現役の国語教師が3ヶ月で8割を安定させる方法を伝授します。
共通テストの国語は安定させるのが難しい科目と言われますが、コツをつかめば苦手でも8割安定は現実的に可能です。
最難関大学以外は、共通テストの現代文は8割でOKです!
9割安定は上位0.1%以下のトップ層しか無理なので、8割を狙いましょう。
私立高校の特進クラスで現代文を教えている僕が、2023年度の共通テストの攻略法を徹底解説しますので、ぜひ最後までご覧ください!
著者 新堂ハイク 29歳 ・現役高校教師 勤続8年(特進クラス担任) ・難関大受験、小論文指導実績500人以上 ・教育メディア運営6年(月間10万PV) ・執筆300記事以上、掲載企業50社以上 実際の教育現場にいる現役教師にしか分からない、リアルな情報をお届けします!
共通テストの現代文の特長
まずは、共通テストの現代文の押さえておくべきポイントを解説します。
「共通テストの現代文」は定期テストや一般入試と明確に違うので、専用の対策が必要になる試験です。
私って勉強しなくても国語の成績良いし、余裕でしょ!
このように、油断していると大失敗するのが共通テストの現代文です。
まずは、特長をしっかりと頭に入れてから勉強を始めましょう。
共通テスト現代文の基本情報
解答方式 | マーク式 |
出題内容 | 評論文(50点) 小説文(50点) |
制限時間 | 80分 |
※古典・漢文は除外しています。
共通テストの現代文の最大の特長は「文章がとにかく長い」ことです。
2022年度共通テスト現代文の文字数
・評論 約7,110文字
・小説 約7,920文字
・全体の文字数約2万文字
7千文字がどれくらいかと言うと、この記事全体の文字数が1万字なので、この記事を最後まで10分程度で完璧に読み込めたら素質アリです。
さらに、選択肢の文章もとてつもなく長いです。
古典・漢文も受ける人は、それを15分~20分程度の時間で解き切らないといけません。
選択肢の例
①「歯車」の僕は、自分の知らないところで別の僕が行動していることを知った。僕はまだ自分でドッペルゲンガーを見たわけではないと安心し、別の僕の行動によって自分が周囲から承認されているのだと悟った。これは、「私」が他の人の認識の中で生かされているという神秘的な存在であることの例にあたる。
2022年度共通テスト現代文
え、これが選択肢の1つの文量ですか?
そうです。この文量で①~⑤まであります。
共通テストは定期テストや一般入試と違い、「早く正確に」文章を読む力が必要なのです。
共通テスト現代文の出題内容と配点
共通テスト現代文は、最大で1問8点の問題があるなど、1問に対する配点がかなり高いです。
1つのミスで大幅に点数を落としてしまうことから、現代文は安定させにくい科目だと言われています。
東大を目指す受験生でも、共通テストの現代文は7割しかとれかかったということも珍しくありません。
評論文の配点
出題内容 | 配点(50点満点) |
①~⑤ 漢字 | 10点(2点×5問) |
⑥ 内容把握 | 7点 |
⑦ 内容把握 | 7点 |
⑧ 内容把握 | 7点 |
⑨ 図の読み取り | 5点 |
⑩~⑪ 発展 | 6点(3点×2問) |
⑫ まとめ | 8点 |
評論文では最初に必ず5問、漢字の問題が出題されます。
マーク式なので記述する必要はありませんが、選択肢の漢字が全て分かっていないと解けないので対策が必要です。
7点と配点が高い内容把握の問題は、
「~とはどういうことか」
「○○の説明として適当なものを選べ」
「~とはどのようなものか」
などの現代文のオーソドックスな問題です。
⑨からは、共通テストになってから追加された問題で、図や資料の読み取りなどがあります。
小説文の配点
出題内容 | 配点(50点満点) |
①~③ 言葉の意味 | 9点(3点×3問) |
④ 人物の心情 | 6点 |
⑤ 内容把握 | 7点 |
⑧ 人物の心情 | 8点 |
⑨ 人物の行動 | 8点 |
⑩~⑪ 資料読み取り | 12点(6点×2問) |
小説文では最初に必ず3問、言葉の本文中での意味を答える問題が出題されます。
配点も計9点と高いので、語彙力を増やして対策しましょう。
小説では、登場人物の心情や行動の理由を問う問題が出題されます。
評論文よりも配点が高く、読み取りが難しいのでここで点数を落としてしまう受験生が多いです。
共通テストでは図や資料の読み取りが出題されるようになり、2022年度では関連する文学作品の一部を抜粋した資料が出てきました。
共通テスト現代文の平均点
年度 | 平均点 |
2022年度 | 66.8 |
2021年度 | 66.7 |
共通テストはまだ2年分のデータしかありませんが、現代文の平均点は安定しており、他科目に比べて高い傾向にあります。
2022年度共通テスト | 平均点 |
現代文 | 66.8 |
英語 | 63.8 |
数学Ⅰ・A | 39.8 |
数学Ⅱ・B | 44.1 |
他の科目よりも平均が高い分、点数を取れないと差が開いてしまうので、高得点を安定させるのが受験成功のコツです。
ただし、これから難しくなる可能性も十分あります!
センター試験との違い
センター試験の過去問を解くのは、共通テスト対策になりますか?
もちろん、センター試験の過去問は共通テストの対策になります。
共通テストの現代文はセンター試験から大きく変化はなく、特長も引き継がれています。
・文章量の多さ
・選択肢の長さ
・配点の高さ
・出題内容
共通テストは実施されてからまだ少ししか経ってないので、対策をするならセンター試験の過去問がベストです。
ただ、センター試験から変わったところもあるので、専用の対策も必要です。
・文章量の増加
・図や資料の読み取り
・発展的な内容の追加
特に、図や資料の読み取りはセンター試験の過去問には無いので、共通テスト対応の予想問題集を解くことはマストです。
センター試験の過去問は「早く正確に読み解く」練習に使おう!
共通テストの現代文の対策と勉強法
共通テストの現代文は「評論」と「小説」に別れており、それぞれで別の対策が必要です。
評論文の勉強法
評論文は論理がはっきりしていて、正しく読解すれば誰でも正解にたどり着けるので、小説に比べて得点が安定しやすいです。
確実に評論文で点数を取るために、以下の勉強に取り組みましょう。
・漢字、語彙の暗記
・背景知識の暗記
・読解系問題集で解き方を学ぶ
評論文の土台は、以上の3つの勉強で確実に作ることができます。
漢字・語彙の暗記
漢字が苦手な人は、漢字の学習から始めましょう。
漢字の配点は10点と意外と多く、ここで何問も落とすと致命的です。
おすすめの参考書は「入試 漢字マスター1800+」です。
時間がないときはこの参考書を活用すれば、効率的に受験に出やすい漢字だけを勉強できます。
また「語彙」の暗記も必要で、評論文に出てくる難しい言葉を知っていることが、早く正しく読む手助けをしてくれます。
こちらの参考書も、受験によく出る言葉だけを効率的に勉強できます。
現代文唯一の暗記要素といえる「漢字・語彙」ですが、ここをサボっていると高得点は安定しないので、しっかり取り組みましょう。
背景知識の暗記
「自然」「文化」「科学」「宗教」などのテーマは、評論ではよく取り上げられます。
学校の授業で習う現代文も、このようなテーマを取り扱っていると思います。
こうしたテーマの知識をつけておくことで、文章の理解度が劇的に変わります。
これは知識というより「教養」に近いもので、必須ではありません。
ただ、現代文で高得点を安定させるためには、頻出テーマに関する背景知識は必要です。
・歴史
・文学
・芸術
・科学
・音楽
・哲学
・宗教
ザックリですがこうした分野の知識や情報は、普段の生活から身につけておくべきだと思います。
個人的にはこうした知識を手っ取り早く得るために、「中田敦彦のYouTube大学」をおすすめします。
読解系問題集で解き方を学ぶ
「読解系問題集」とは、問題文をどのように読んで、どう解答するのかを解説してくれる問題集です。
大学受験の評論文の「解き方」を身につけるのは、独学では難しいものがあるので読解系問題集を活用して解き方の基準にしましょう。
僕のおすすめは「入試現代文へのアクセス」です。
【難易度】 基礎・標準
【偏差値】 40~55
【到達レベル】 共通テスト6割
【対象者】 現代文が苦手な人
【問題数】 例題4+基礎6+応用6 計16題
大学受験の現代文を勉強し始める人すべてにおすすめな参考書で、解説が豊富で問題演習を通して「受験現代文の解き方」が身につきます。
「基本編」に加えて「応用編」「完成編」があり、3段階で受験レベルの現代文の力を完成できます。
➡【入試現代文へのアクセス】で偏差値を10上げる使い方を徹底解説!
さらに詳しく評論文の解き方について解説したページもあります。
現代文の評論が「理解できない」「意味が分からない」人に、分かりやすく勉強法や参考書などを解説してます!
小説の勉強法
小説で高得点を安定させるためのコツは、感情移入することをやめて客観的に分かっている事実だけをもとに問題を解くようにすることです。
「この時主人公はこう考えているに違いない」と自分なりの推測をするのは危険です。
必ず本文中にある「答えの根拠となる箇所」を見つけてから、選択肢を選ぶようにしてください。
小説で点数を安定させるためには、以下の勉強に取り組みましょう。
・文章にマーキングする
・語彙力をつける
・小説特化の問題集を活用する
小説は評論よりも得点は安定しにくいですが、コツさえつかめば苦手でもすぐに高得点をとれるようになります。
文章にマーキングする
小説は登場人物に感情移入せず、本文中に書かれている事実だけを読み解くことが大切と解説しました。
その答えの根拠となる事実を特定する有効な方法として文章に線を引く(マーキング)がおすすめです。
・「心情」を示す言葉に線を引く
・「変化」を示す言葉に線を引く
・「設定」を示す言葉に線を引く
まず「登場人物の心情」は最重要項目で、文中に出てきたら必ず線を引きましょう。
具体的なマーキング方法を解説したページもあるので、ぜひ参考にしてください。
語彙力をつける
評論文と同じで、小説も知っている言葉が多ければ多いほど有利になります。
ただ、評論と小説で覚えるべき言葉は違います。
小説で覚えるべき言葉
・ことわざ
・慣用表現
・故事成語
・文章表現
例としては以下のような言葉です。
例題
1.気が置けない相手
2.琴線に触れる
3.すべからく
4.やぶさかではない
5.杞憂
これらの言葉の意味が正確に分かりますか。
共通テストでは、最初にこうした語彙を問う問題が必ず出題され、配点も9点とかなり高いので落とすことはできません。
対策としてはさまざまなジャンルの小説に触れて、文章中で使われている表現をできるだけたくさん調べてみることです。
小説特化の問題集を活用する
共通テストの小説は文章量が多く設問の選択肢も長いので、専用の対策が必要です。
ただ、小説は私学の一般入試などではあまり出題されないので、小説に特化した問題集が少ないのも事実です。
僕がオススメするのは、「現代文〈小説〉の読み方」です。
センター試験の問題が大問丸ごと詳細に解説されています。
大学入学共通テスト対策にはもってこいの問題集と言えますし、私大国立二次対策までできる便利な問題集です。
共通テストでしか現代文を使わないという人は、この問題集で十分だと思います。
さらに詳しく小説の解き方について解説したページもあります。
現代文の小説が「苦手」や「分からない」人に、分かりやすく勉強法や参考書などを解説してます!
共通テストの時間配分のコツ
共通テストの制限時間は80分で、「評論」「小説」「古文」「漢文」の4つの大問を解かなければなりません。
文章量がかなり多いので、時間配分の戦略が高得点のカギになります。
現代文のみ使用
・評論 40分
・小説 40分
共通テストで現代文のみ受験する場合は、40分ずつで時間をかなり使えるので落ち着いて読み解けば高得点は十分可能です。
ただ、「古文」「漢文」も解くという人は、80分をどう振り分けるかが重要になります。
おすすめの時間配分
・評論 25分
・小説 20分
・古文 20分
・漢文 15分
共通テストでは評論文の文章量がかなり増加しているので、25分と少し多めに時間を使うのが有効です。
ただこれに関しては個人差があるので、自分の得意な分野と苦手な分野をよく考えましょう。
一つの大問に25分以上かけない!
共通テストは全て文章量が多いので、一つの大問に25分以上時間を使ってしまうと、ほぼゲームオーバーです。
均等に20分ずつが難しいなら、5分程度ズラすのはOKですが25分以上はかけないようにしてください。
僕が受験生の時は、全ての大問を均等に20分ずつ分けました。
解く順番も、評論→小説→古文→漢文のオーソドックスなパターンでした。
何だかんだこれが一番安定する気がします。
国語教師が教える解き方のコツ
共通テストは定期テストや記述式のテストと違い、独自の対策が必要なクセがあります。
なので、学校の授業の現代文を受けているだけでは不十分です。
ここでは、共通テストの解き方のコツを国語教師の視点から詳しく解説します。
・情報処理能力を高める
・問題文を先に読む
・二項対立をとらえる
・選択肢の正しい選び方
共通テストの勉強を開始する前に上記のポイントをおさえれば、高得点を安定させることは十分にできます。
情報処理能力を高める
共通テストの現代文に必要な能力は「情報処理能力」です。
大量の文章・選択肢を短時間で正確に読み解かなければならないので、ゆっくり理解している時間はありません。
さらに文章のレベルも高く、難しい言葉も多く出てくるので頭をフル回転させる必要があります。
短時間で難しい文章を大量に理解するなんて、無理です…。
これはもちろん何回も問題演習してトレーニングしていく必要がありますが、国語教師おすすめの方法があります。
それは、難しい言葉を自分の分かる言葉にどんどん置き換えていく方法です。
例題
日本の都市と西欧都市を比較して、その自然との関係における相違がしばしば指摘される。特に、江戸から明治の東京への変化を追跡する場合には、都市と自然との結びつき方は重要な着目点となる。
引用 近代都市のレトリック 陣内秀信
このような評論文が出てきたとして、瞬時に理解するためにカンタンな言葉に置き換えていきます。
「日本の都市と西欧都市を比較して、その自然との関係における相違がしばしば指摘される。」
→日本の都市とヨーロッパの都市は、自然との関わり方が違う。
「特に、江戸から明治の東京への変化を追跡する場合には、都市と自然との結びつき方は重要な着目点となる。」
→江戸から明治の東京に変わる中での、都市と自然との関わり方が大切なポイント。
このように自分の分かる言葉に瞬間的に置き換えて読んでいくことで、内容を理解しつつ早く読み解くことができます。
これを繰り返していくと、大量の情報を早く正確に処理できる能力が身につき、共通テストでも高得点を安定させることが可能になります。
問題文を先に読む
共通テストの定番テクニックの1つです。
まず文章を読む前に問題文にザっと目を通すだけで、読みながら何を問われているのかを把握できるので時間短縮につながります。
・○○とはどういうことか。
・●●を言い換えるとどうなるか
・▲▲の具体的な例はどれか
問題文を先に読むことにより、何を問われているかが明確になり、マーキングの基準になります。
さらに、問われていないところはあまり集中して理解する必要がないので、体力も温存できます。
選択肢まで読まない!
選択肢を先に読もうとすると、読解の際に選択肢の内容に引っ張られて理解の妨げになる場合があるので、読まない方が良いです。
また、共通テストは選択肢も文章量が多いので、二度手間になって時間をロスします。
二項対立をとらえる
二項対立は評論文においてかなり頻出の文章構造で、これに慣れておくと有利に問題を進められます。
文化論
・日本文化 VS ヨーロッパ文化
「自然」との関わり方が頻出
科学論
・現代科学のメリット VS デメリット
宗教論
・日本の多神教 VS 西洋の一神教
このような対比構造を二項対立といい、これをおさえておくとたいていの評論文がすぐに理解できるようになります。
選択肢の正しい選び方
選択肢を間違えると6~8点も失うのが、共通テストの現代文の恐ろしさです。
選択肢を絞すときは、確固たる根拠をもって慎重に、かつ時間をかけずに選びましょう。
選択肢の選び方のコツ
・本文に書いてないことは基本×
・極端な表現の選択肢は避ける
・2択まで絞り切って比較
上記のことに気を付けて、選択肢は消去法で選びましょう。
特に「選択肢は2択で間違えるように設計されている」ということを覚えておいてください。
消去法で2択まで絞り込んだら、選択肢を慎重に比較します。
その際、選択肢の文章の中で正しい部分、微妙な部分に線を引いて、微妙な部分を見比べると間違いを見つけやすいです。
選択肢を正しく絞り込めるようになるには、練習あるのみです!
問題演習を通して、間違った問題があれば
「なぜその選択肢を選んでしまったのか」
「どうすれば次は正しい選択肢を選べるか」
をしっかりと考えて、解説を読み込みましょう。
おすすめの参考書と8割安定のルート
共通テストまで時間がない人が、何をすればいいかを教えてください。
ここでは、3ヶ月前からの勉強で共通テストの現代文で8割を安定させるための、おすすめの参考書を解説します。
現代文のおすすめ参考書
共通テスト攻略には上記の参考書がオススメで、問題集に関しては3つの中から2つ選んで解いていけば読解の基礎が完成します。
入試漢字マスター1800+
ランク | B |
値段 | 900円 |
漢字の「読み」と「書き」がそれぞれレベル別に分けられており、どちらか一方が苦手や得意の場合は、対策がしやすい参考書です。
難易度がA~Cまで別れていて、全部やる時間がない人はBまでやれば入試の漢字はほぼ網羅できます。
現代文キーワード読解
ランク | B |
値段 | 990円 |
現代文頻出キーワードを160語を精選し、科学・哲学・近代などのテーマ別で図解やイラストなどで視覚的に理解できます。
1冊をしっかり頭に入れれば、共通テストレベルの文章ならスラスラ頭に入るようになります。
スキマ時間などを利用して、コツコツと覚えていきましょう。
田村のやさしく語る現代文
ランク | C |
値段 | 880円 |
現代文が苦手だという人に、とにかく優しいと評判の参考書です。
参考書自体が薄いので、抵抗なくスイスイと読み進めることができます。
入試現代文へのアクセス 基本編
ランク | C |
値段 | 1,026円 |
現代文が苦手で、これから本格的に入試現代文を勉強し始める人に向いている入門書のような問題集になります。
僕個人としては「大学入試で現代文を使う人全員」に解いてほしい問題集です。
「田村のやさしく語る現代文」がカンタンだと思う方は、アクセスシリーズで受験現代文の基礎を作りましょう。
きめる!共通テスト現代文
ランク | B |
値段 | 1,540円 |
共通テスト現代文に特化した参考書で、共通テストで現代文を使うなら必ず解きましょう。
基礎から共通テスト現代文の解き方を身につけて、実践的な問題で演習できるので共通テスト対策にはもってこいです。
以上の参考書に取り組めば、現代文の基礎は完成します!
あとは、問題演習をどんどんしていきましょう!
現代文のおすすめ参考書、志望校のレベル別ルートなどを詳細に解説したページもありますので、ぜひ参考にしてください。
3ヶ月で8割安定の参考書ルート
平日2時間・休日3時間で3か月間勉強するとして、共通テストの現代文を8割安定させるためのルートを解説します。
参考書ルート | 勉強時期 |
---|---|
入試現代文へのアクセス基本編 | 1ヶ月目 |
現代文キーワード読解 | 1ヶ月目 |
入試漢字マスター1800+ | 1ヶ月目 |
きめる! 共通テスト現代文 | 2ヶ月目 |
センター試験現代文過去問 | 2ヶ月目 |
マーク式基礎問題集 現代文 | 2ヶ月目 |
河合塾マーク式総合問題集 | 3ヶ月目 |
Z会共通テスト実践模試 | 3ヶ月目 |
上記の参考書ルートは平日2時間・休日3時間の勉強時間で、現実的に終わらせることができる範囲の量です。
上記の順番でしっかりと取り組めば、現代文で8割の高得点を8割安定させることは十分に可能です。
僕は上記の勉強量で、3ヶ月でE判定から国立大学に合格しました。
現代文ができない人のダメな勉強法
勉強しても勉強しても、現代文の成績が伸びません…。
という人のために、最後に現代文ができない人がやりがちな「NG勉強法」について解説します。
現代文がなかなか伸びないと悩んでいる方は、参考にしてください。
・解いても解説を読まない
・フィーリングで選択肢を選ぶ
・9割狙いは非効率
解いても解説を読まない
現代文の勉強は、問題解いて答え合わせして、間違ったところの模範解答を書いてって感じです。
現代文ができない人のほとんどは、このような勉強法で「解説を読み込む」という一番重要なポイントを飛ばしてしまっています。
え~、でも解説読んでたら時間かかるし、それだったら次の問題解いていった方が勉強になると思うけど…。
確かに、解説を読み込むことは退屈かもしれません。
ですが、解説を読み込むことのメリットは計り知れないです。
解説を読むメリット
・文章の内容が分かる
・重要単語が分かる
・「なぜ間違えたか」が分かる
・選択肢の間違いポイントが分かる
・「次はどうすれば間違わないか」が分かる
とにかく「現代文の成績を上げたいなら解説を読め!」と全ての苦手な人に言いたいです。
また、参考書を選ぶ際も解答解説が分厚いものを選ぶようにしましょう。
初心者は、解答解説が問題部分より分厚い参考書を選んでください。
フィーリングで選択肢を選ぶ
書いてることもそれっぽいし、合ってる気がするからこれだ!
と、このようにフィーリングで選択肢を選んでいると、高得点は安定しません。
なぜ自分がその選択肢を選んで、他の選択肢がなぜ間違いなのかを、すべて説明できるようになるまで慎重に選ぶ
共通テストの現代文は1問の配点が非常に高く、選択を一つ間違うだけで最大8点も失います。
自分の選択の一つ一つを説明できるレベルまで、選択肢は慎重に選びましょう。
でも、共通テストって時間ないし、そんなに慎重に選んでたら終わっちゃう…。
それに関してはもう、問題演習を通して慣れていけとしか言えません。
現代文は暗記科目ではないので、問題を解く中で自分の解き方や読み方を確立させていくしかありません。
短時間で大量の文章を理解するには、かなりの演習が必要ですが、高得点を安定させたいなら頑張るしかありません。
勉強するのも、本番で問題を解くのも自分です。
現代文は暗記科目ほどすぐに結果は出ませんが、演習を積み重ねれば確実に力は伸びます!
9割狙いは非効率
共通テストの現代文で9割を安定させられるのは、上位0.1%以下の最難関大学に受かる人だけです。
6~7割→8割の努力が10だとすると、8割→9割の努力は50くらいあります。
それよりも暗記要素の強い、英語・数学・理科・社会で高得点を安定させるために時間を割いた方が絶対に効率的です。
国語はそもそも満点を狙うような教科ではないので、8割取れたら大成功です。
共通テスト全体の得点率が8割あれば、だいたいどこの大学でもB判定以上は取れますし、最難関大学でも足切りされることはありません。
9割安定を語るような勉強法は、東大京大を目指す人たちのためにあるので、それ以外の人は現実的に8割安定を目指しましょう。
国語の先生でも9割安定はとんでもないです(笑)
現代文が伸びない人必見!伸びない原因と対策を国語教師が徹底解説しています!
現代文8割安定は苦手でも十分に可能!
〇評論文の勉強法
・漢字、語彙の暗記
・背景知識の暗記
・読解系問題集の活用
〇小説の勉強法
・文章にマーキング
・語彙力をつける
・小説特化の問題集
〇解き方のコツ
・情報処理能力を高める
・問題文を先に読む
・二項対立をとらえる
・選択肢の正しい選び方
現代文のお悩みをすべて解決します!
以上で本記事は終了です!
最後までご覧いただきありがとうございました!