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【水の東西】あらすじ・テスト対策問題を国語教師が徹底解説!

新堂ハイク

こんにちは!
高校教師の新堂ハイクです!

水の東西のテストで高得点を取りたい!

さくら

現代の国語のテストで山崎正和の「水の東西」が範囲なんだけど、さっぱり分からなくて困っています…。

新堂ハイク

現役国語教師の僕が、水の東西をわかりやすく解説します!

現在私立高校で国語の教師をしており、実際に「水の東西」の授業を何度も担当し、テストも10回以上作っている僕が徹底解説します。

このページを読めば「水の東西」のテスト対策はバッチリなので、テスト前に何度も読み返してください。

このページの内容

・水の東西のあらすじ解説

・水の東西のテストに出る問題

実際に水の東西のテストを作っている国語教師が、重要ポイントを徹底解説しますのでぜひ最後までご覧ください。

著者 新堂ハイク 30歳

・現役高校教師 勤続9年(特進クラス担任)
・難関大受験、小論文指導実績500人以上
・教育メディア運営7年(月間10万PV)
・執筆500記事以上、掲載企業80社以上

実際の教育現場にいる現役教師にしか分からない、リアルな情報をお届けします!

水の東西の本文あらすじ解説

「水の東西」は全体で4つの段落に分かれています。

各段落ごとのあらすじを解説します。

第一段落のあらすじ

「鹿おどし」は、流れるものをせきとめ、刻むことで、かえって流れてやまないものを感じさせる。

西洋では、噴き上げる噴水の方が水の芸術として人々の気持ちをくつろがせていた。

第二段落のあらすじ

ヨーロッパやアメリカにはいたるところにみごとな噴水があるが、それらは水の造型として空間に静止しているように見える

第三段落のあらすじ

日本の伝統に噴水が少ないのは、西洋人が水を造型する対象としてとらえたのに対し、日本人は、水が自然に流れる姿を美しいと感じたからである。

そこには、「かたちなきものを恐れない」という、日本人独特の感性が現れている。

第四段落のあらすじ

水を鑑賞することは流れを感じることなのだとすれば、もはや水を見る必要さえなく、ただ断続する音を聞いて、その間隙に流れるものを心で味わえばよい。

そう考えれば「鹿おどし」は、日本人が水を鑑賞する行為の極致を現す仕掛けだと言える。

水の東西の要約と筆者の伝えたいこと

水の東西の本文要約と、筆者の伝えたいことの解説です。

水の東西の100字要約

西洋人は水を造型する対象と見なして噴水として鑑賞するが、かたちなきものを恐れない感性を持つ日本人は水を見る必要さえなく、ただ断続する鹿おどしの音を聞くことで、その間隙に流れるものを心で味わおうとする。(100字)

要約の問題が出たら、こちらを参考にしてください。

水の東西の筆者の伝えたいこと

「水の東西」は、「東洋(日本)」と「西洋(ヨーロッパ)」の水に対する考え方の違いを述べた評論文です。

日本の「鹿おどしヨーロッパの「噴水
自然に流れる水噴き上げる水
時間的な水空間的な水
目に見えない水目に見える水

筆者は西洋(ヨーロッパ)の水に対する考え方を比較対象として、日本の水に対する考え方を述べています。

このような評論文のことを「文化比較論文」と呼んだりします。

最終的な結論は「鹿おどしは日本人が水を鑑賞する仕掛けの極致だ」と論じているので、日本人の水に対する考え方を肯定しています。

筆者も読者を日本人だと想定しているので、「日本人の感性」が独特で、西洋とは違うということを伝えたくてこの文章を書いているのです。

西洋(ヨーロッパ)の水に対する考え方も重要なポイントですが、この文章では日本人の水に対する考え方をしっかりと捉えるようにしましょう。

筆者の伝えたいこと

・日本人にとって水は自然に流れる姿が美しい

・水を「見る」よりも「流れを感じる」ことが大事

・水を見ないでも水を感じられる「鹿おどし」は素晴らしい

新堂ハイク

それでは、実際にテストに出した問題を解説します!

水の東西のテストによく出る問題

実際に「水の東西」のテストを何度も作っている、現役国語教師の僕がテストに出る問題を徹底解説します。

基本的に出題する問題は決まっているので、これを完璧にすればテストで8割は固いと思います。

解説するのは「重要漢字」「重要語句」「内容問題」の3つです。

水の東西の重要漢字10選

次の太字の漢字を書きなさい。

①シーソーがカタムく。
②川がユルやかに流れる。
カンカクを詰めて並ぶ。
④人と人のカンゲキを縫って歩く。
⑤鹿おどしがね上がる。
ソボクな味わいがある。
ネンドで形を作る。
⑧芸術のキョクチを見る。
セイジャクな場所を訪れる。
ハナやかな噴水。

これらの問題は、僕が実際にテストに出した漢字です。

もちろん、書き取りだけでなく読みも出題していますが、書ければ読めますので、上記の10問は完璧にしましょう。

解答
①傾  ②緩  ③間隔 ④間隙 ⑤跳
⑥素朴 ⑦極致 ⑧粘土 ⑨静寂 ⑩華

水の東西の重要語句5選

水の東西のテストは、意味を問う問題も出題されます。

僕が意味を問う問題としてテストに出した語句は、以下の通りです。

水の東西の重要語句5選

・徒労
・趣向を凝らす
・いやがうえにも
・極致
・行雲流水

「徒労」の意味

無駄な骨折りになってしまうこと。

「趣向を凝らす」の意味

味わいなどが出るように工夫すること。

「いやがうえにも」の意味

ますます。

「極致」の意味

到達することのできる最高の境地やおもむきのこと。

「行雲流水」の意味

空を行く雲や流れる水のように、自然にまかせて行動すること。

水の東西のテスト対策問題10選

水の東西のテストのメインとなる内容問題について解説していきます。

記述抜き出しなど問題の形式は先生によって様々ですが、要点をおさえておけば、どのような形式で出題されても対応できます。

では、水の東西のテストを10回以上作ってきた現役国語教師が実際にテストに出した問題を厳選して10個解説します。

問一
筆者が「鹿おどし」に「人生のけだるさ」を感じる理由は何か。

解答
水をこぼす瞬間に向けて緊張が高まっていくのに、水がこぼれても結局何事も起こらず、また同じことが繰り返されるだけだから。

問二
日本人は、「鹿おどし」の何によって「庭の静寂と時間の長さ」を感じることができるのか。

解答
一つの音と次の音との長い間隔

問三
「それをせきとめ」の「それ」は何を指しているか。 

解答
流れるもの

問四
「壮大な水の造型が轟きながら林立している」とあるが、このような噴水の比喩表現を他にもう一つ抜き出しなさい。

解答
揺れ動くバロック彫刻

問五
「壮大な水の造型が轟きながら林立している」とは、どのように見える様子か。

解答
多数のみごとな噴水が大きな音をたてながら水を噴き上げ、まるで彫刻のように空間に静止して見える様子。

問六
「人工的な滝を作った日本人が、噴水を作らなかった理由はそういう外面的な事情ばかりではなかったように思われる。」とあるが、「そういう外面的な事情」とはここでは何を表すか?

解答
西洋の空気は乾いていて、人々が噴き上げる水を求めたということと、ローマ以来の水道の技術が、噴水を発達させるのに有利であったということ。

問七
筆者は「日本人が噴水を作らなかった理由」をどのように考えているか。

解答
日本人にとって、水は自然に流れる姿が美しいのであり、圧縮したりねじ曲げたり、粘土のように造型する対象ではなかったため。

問八
「思想以前の感性」とあるが、それはどのようなものか。

解答
積極的に、かたちなきものを恐れない心

問九
「我々は水を実感するのにもはや水を見る必要さえないと言える」のはなぜか。

解答
然に流れる水が美しいという感性を持つ日本人は、「鹿おどし」の断続する音の響きを聞いて、その間隙に流れるものを実感することができるから。

問十
「その間隙」とは何か。

解答
「鹿おどし」が立てる一つの音と次の音との間。

新堂ハイク

ポイントを押さえて、しっかりと取れる点を取っていきましょう!

新堂ハイク

以上で本記事は終了です!

さくら

最後までご覧いただきありがとうございました!