こんにちは!
高校教師の新堂ハイクです!
部活に入るメリットは?
受験勉強との両立はできる?
中学高校になると学校の活動の中に「部活動」というものが現れます。
この「部活動」にはメリットもデメリットも存在するのですが、特に気になるところは「受験への影響」だと思います。
結論、部活動が受験に悪影響だということはほとんどありません。
僕自身、中学高校6年間運動部に引退まで所属しながら第一志望に現役合格しました。
そして、今は私立高校の教師として運動部の顧問をしています。
このページでは、自身の部活動在籍経験と、現在部活動の顧問をしている経験から、「部活動のメリット・デメリット」「受験への影響」を詳しく解説していきます。
著者 新堂ハイク 29歳 ・現役高校教師 勤続8年(特進クラス担任) ・難関大受験、小論文指導実績500人以上 ・教育メディア運営6年(月間10万PV) ・執筆300記事以上、掲載企業50社以上 実際の教育現場にいる現役教師にしか分からない、リアルな情報をお届けします!
部活動のメリット
部活動にはスポーツ中心の運動部と、芸術系中心の文化部がありますが、どちらにも共通しているメリットを紹介します。
部活動に所属するメリットは以下の通りです。
・体力、精神力が育つ
・ストレス発散の場になる
・社会性が身につく
・クラス以外の人間関係ができる
・深いかかわりを持つ友人ができる
では、上から順番に解説していきます。
体力、精神力が育つ
このメリットが、部活動の最大のメリットだと僕は考えます。
まず体力についてですが、「これは持久走がどれだけ走れるか」というような運動能力的な面ではありません。
1日のうちにどれだけ行動できるか
という行動力の上限が上がるという話です。
学校での生活は基本的に授業がメインで、生徒ひとり一人は同じ活動をすることになります。
しかし、社会に出る(会社で働く)と1日のうちに様々な動きをしなければなりませんし、移動も多くなります。
部活動に所属して毎日活動していると、そのような1日のうちに様々な活動をすることになるので社会に出たときに疲れにくくなります。
また、運動部の大会や文化部のコンクールなど、たいていの部活は「勝負」をして「勝ち負け」を決めるものです。
勝ち負けの結果にかかわらず、この「勝負をする」ということが子どもの精神力を鍛えることにつながります。
受験の世界も「勝負」であることには変わりません。
どうすれば勝てるか、自分に何ができるか、を考える力はそのまま受験勉強につながります。
ストレス発散の場になる
運動でも芸術活動でも部活動はエネルギーを使うので、ストレス発散の場になります。
特に運動がストレス発散になることは、科学的にも証明されています。
10代はエネルギーを持て余してしまう子どもが多いので、家庭にストレスを持ち込むことを部活動が和らげるという効果もあります。
社会性が身につく
部活動には必ず上下関係というものがあります。
部活動では、先輩や後輩、顧問の先生との上下関係を通して礼儀や礼節、規律といった社会性を学ぶことができます。
この上下関係というものはクラスの中で学ぶことができないので、社会に出たときに先輩や上司との接し方が分からずに、職場に上手くなじめない人も多いようです。
また、部活動に所属することには「子どもの問題行動の抑制」という効果もあります。
たいていの部活動は「連帯責任」という指導をするので、何か問題を起こすと、部の全員に迷惑がかかるという抑止力が働きます。
僕も自分がサッカー部の頃は、問題を起こすと大会に出られなくなって先輩に迷惑がかかるので、問題行動は起こさないようにしていました。
クラス以外の人間関係ができる
部活動では自分の所属するクラス以外の人と関わるので、交友関係の幅が広がり、視野が広くなります。
同学年だけでなく上や下の学年の生徒ともかかわるので、情報交換ができたり自分にはない考え方が知れるようになります。
また、部活動でクラス以外の居場所を持つことにより、人間関係のリスクヘッジができます。
クラスでなじめなかったり友達がいない子でも、部活動に友達いるから学校に向かうことができるという子を僕はたくさん見てきました。
中高生は行動範囲が狭く、クラスの人間関係で失敗してしまうと学校に行けなくなってしまう子も多いです。
部活動は、そんな子たちのクラス以外の居場所を確保してくれるある種の保険にもなります。
深いかかわりを持つ友人ができる
部活動ではクラス替えのような人間関係のシャッフルがないので、3年間引退まで同じメンバーで過ごすことになります。
もちろん途中でやめたり、先輩後輩が入れ替わることもありますが、同学年の友達と深い友人関係になれることは間違いありません。
学校ではたいていのクラスメイトが卒業したら連絡を取り合わなくなりますが、部活でつながりがある友人は一生ものです。
僕も部活でできた友人とは、10年たった今でもよく遊びに行きます。
大人になるとこうした友人を持つのは難しくなるので、親友と呼べる存在を作れるのは部活動の大きなメリットです。
部活動のデメリット
では部活動に所属するデメリットについて解説していきます。
基本的に子ども本人にも、家庭にもメリットが多い部活動ですが、当然デメリットも存在します。
部活動のデメリットは以下の通りです。
・費用がかかる
・怪我やいじめのリスク
・家族との時間が減る
・勉強時間が無くなる
では、上から順番に解説していきます。
費用がかかる
文部科学省の調査では、部活費用や運動会など「教科外活動費」の年間平均は中学校で4万4164円、高校で約4万4520円です。
平均して月額で中学校は月額3680円、高校は月額3710円かかる計算です。
出典:「平成28年度子供の学習費調査」(文部科学省)
これは平均の数字なので、部活動によってかかる費用が変わります。
運動部を例に挙げるとだいたいこのような費用がかかります。
・ユニフォーム代
・練習着、ジャージ代
・シューズ代
・試合等の交通費
・土日の弁当代
・合宿費
・月ごとの部費
ここに塾などの費用も合わせると、かなりの月々の出費になることは間違いありません。
怪我やいじめのリスク
運動部の場合は常にけがのリスクがあります。
特にサッカーやバスケットボールなどの接触スポーツであれば、怪我をすることは前提になります。
もちろん部活動で負った怪我には保険が適応されますが、取り返しのつかない怪我をしてしまうことも稀にあります。
また部活も集団で活動するので、人間関係のこじれから「いじめ」などの被害が発生するリスクもあります。
これは特に中学校で多く、先輩から嫌なことを強要されるなどのことは割とどんな部活でも起こっています。
中1から見た中3はほとんど大人ですからね。
中3の先輩に言われたことには、なかなか逆らえないものがあります。
そこでストレス耐性を獲得できるか、精神的に潰れてしまうかは子どもの性格次第なので、保護者の方は子どもの話をよく聞いてあげるようにしてくっださい。
家族との時間が減る
運動部は基本的に平日は毎日練習があり、土日には練習試合や公式戦が入るので家族で旅行などに出かけるのが難しくなります。
文化部の場合はよほどの強豪校でない限りは、毎日土日まで部活があるわけではないので時間的余裕があると思います。
ただ、僕としては中学・高校からは親からの自立の時期に入ると思うので、独自の人間関係を部活で築いていけるように応援してあげるのが大切であると思います。
勉強時間が無くなる
「部活と勉強の両立」というのは中学高校の永遠のテーマであると思います。
部活は平日2~3時間、土日だと終日時間を使うので、勉強する時間が確保できなくなるというデメリットがあります。
ただ、これに関して「平成29年度全国学力テストの調査結果」が以外なデータを示しています。
この調査によると、中学校で部活動をまったくしない生徒の平均正答率は、すべての教科でもっとも低かったことが明らかになりました。
一方、1日あたり1時間から2時間、適度に部活動をしている生徒の平均正答率は高かったというものです。
部活をしている生徒の方が、全くしていない生徒よりも「学力調査テスト」の正答率が高い、ということが分かった。
部活によって勉強時間が減っているのに、正答率が上がるということは、部活のメリットが勉強面でも生かされているということですね!
部活はたくさんのメリットがあり、勉強にも良い影響を与えることが分かってもらえたと思います。
では、部活動をしている子どもはどうやって日々の勉強時間を確保しているのでしょうか。
また、どうすれば少ない時間で効果的な勉強ができるのでしょうか。
1.朝に勉強する
2.授業ですべて理解する
3.スキマ時間の活用
4.集中ルーティンを作る
5.テスト前に詰め込む
6.映像授業を活用する
7.オンライン家庭教師を活用する
具体的な方法は以下のページで解説しています。
僕のオススメは映像授業です!
部活と勉強の両立には映像授業がオススメ!
・10~20分という短い時間で学習
・スマホがあればどこでもOK
・塾よりも費用が圧倒的に安い
映像授業のメリットは部活動との相性も良く、部活を引退までやって現役で難関大学に合格する人も普通にいます。
ここでは「部活と受験勉強の両立」には圧倒的に映像授業がオススメである理由を解説します!
10~20分という短い時間で学習
部活で帰ってきたらもうクタクタで勉強する余裕がない…。
運動部に所属している場合、帰ってくるのは7~8時くらいでそこから食事を風呂を済ませるともう9時過ぎという平日のタイムスケジュールになります。
そこから勉強というのは実際かなり厳しく、体力的にもキツイものがあります。
映像授業なら10~20分程度で、最悪見るだけでも十分効果があります。
部活で体力的にもクタクタで、時間もないという子どもに映像授業は相性抜群です。
スマホがあればどこでもOK
塾に行くと帰ってくるのが、遅くなって夜道が怖い…。
このような心配も映像授業ならありません。
スマホがあれば自宅でもどこでも授業を受けられるので、子どもの帰り道の心配をする必要もありません。
塾よりも費用が圧倒的に安い
これは映像授業知名度ナンバーワンの「スタディサプリ」の公式ホームページの例ですが、映像授業は塾に比べてかなり安いです。
部活にも塾にもとなると年間の費用は、とんでもないことになりますが、映像授業ならそこを安く抑えることができます。
もちろん「安かろう悪かろう」ではなく、進学実績も十分なので安心してサービスを受けることができます。
\映像授業が気になる方はこちら!/
映像授業サービス各9社の特長や料金比較、口コミ比較などを徹底解説しておりますので、興味がある方はぜひご覧ください。
また、大学受験に特化した映像授業サービスも解説しています!
\大学受験に強い映像授業7社はこちら!/
また、「個別指導がしてほしい!」という方には、オンライン家庭教師が部活との相性も良いので気になる方はこちらもぜひご覧ください。
以上で本記事は終了です!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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