こんにちは!
高校教師の新堂ハイクです!
「高校生は塾に行くべきなのか?」
結論、「行けるなら行くべき」!
高校レベルの勉強は基本的に難しいので、経済的・時間的余裕があるなら行ったほうが良いです。
でも、やっぱり塾は高いイメージがあるし、成績が上がるか不安だわ…。
「塾が気になるけど今一歩踏み出せない」という悩みを、現役高校教師が解決します。
これまで延べ500人以上の高校生の保護者と面談し、塾や教材についてアドバイスをしてきた現役高校教師の僕が、他の塾サイトにはないフラットな目線で解説します。
お子さんの塾で悩まれている保護者の方に、僕の経験から分かりやすく解説いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。
著者 新堂ハイク 29歳 ・現役高校教師 勤続8年(特進クラス担任) ・難関大受験、小論文指導実績500人以上 ・教育メディア運営6年(月間10万PV) ・執筆300記事以上、掲載企業50社以上 実際の教育現場にいる現役教師にしか分からない、リアルな情報をお届けします!
高校生が塾に行くべき理由
塾は高校の勉強をサポートしてくれたり、大学受験の対策をしてくれるので、基本的に全員行くべきです。
現在私立高校の現役教員をしている僕の経験から、高校生が塾に行くべき理由を解説します。
高校生が塾に行くべき理由
・大学受験が学力重視に変わっているから
・就職でも学校の成績が重要だから
・学校の授業で難関大は難しいから
・最新の受験情報が得られるから
以上の4つが高校生が塾に行くべき理由なので、詳しく解説します。
大学受験が学力重視に変わっているから
進学という進路をとる場合、大学・短大・専門学校を目指すことになりますが、昨今の入試改革により学力重視の入試に変わっています。
・一般試験
学力試験あり
・学校推薦型選抜(旧推薦入試)
学力試験あり
・総合型選抜(旧AO入試)
学力試験あり
推薦入試やAO入試でも、学力試験があるんですか?
大学入試改革により、推薦入試・AO入試の名称が変わり、個性だけでなく学力も合格基準に含まれるようになりました。
今まで「一般試験の実力はないから、学力試験のない公募推薦やAO入試で大学に行きたい」という人も、学力試験を受けなくてはいけなくなっています。
さらに新学習指導要領では、勉強内容も増えているので、今の高校生は勉強だけでも大変です。
就職でも学校の成績が重要だから
「自分は就職だから塾はいらないかな」と思っている人は、危ないです。
なぜなら、高校生の就職で一番重要視されるのは「学校の成績」だからです。
高校から就職する場合は、必ず学校を通して手続きをしなければならないというのは、法律で決まっています。
そうした「学校斡旋」の就職では、成績の高い人から就職先を選ぶことができます。
高校から就職する人こそ、定期テストの勉強が重要になるのです!
学校の授業で難関大は難しいから
1クラス40人に対して、担任や教科担当の先生は1人です。
学校のシステム上これは仕方がないのですが、難関大に行こうとしたらしっかりとした計画や対策が必要なのに、学校のサポートは手薄になります。
超進学校は学校の授業が難関第対策になるので、塾は必要ないかも知れません。
しかし、偏差値65以下の高校の生徒は、学校の授業だけでは難関大対策はできないので塾に行く必要があります。
最新の受験情報が得られるから
・志望校の最新の傾向と対策
・志望校に在学中の学生のアドバイス
・志望校に特化した学習計画
・自分の勉強の改善点
これらは学校では得られず、塾に行くことによって得られるものです。
特に「志望校に通う先輩から直接指導」してもらえるのは塾でしかあり得ません。
学校の先生ではカバーしきれない受験情報や志望校特化の対策は、塾でしか得られないので塾が必要なのです。
どんな進路を選ぶにしても高校生は塾に行くべき、というのが現役高校教師の見解です!
塾の重要性は分かったけど…。
実際に他の人たちは、どれくらい塾に行ってるの?
「高校生がどれくらい塾に行っているのか」は気になるところだと思うので、解説します。
高校生が塾に行っている割合
どれくらいの人が塾に通ってるんだろ?
私も塾に行かなきゃなのかなぁ…。
高校生の塾の利用割合をグラフにまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
参考:文部科学省「子供の学習費調査 2.調査結果の概要」
公立高校生が塾に行っている割合
高校1年生〜3年生までの全体の割合なので、学年別にすればもう少し変わると思われますが。
公立高校の生徒の塾に通う割合は約40%であることが分かります。
1クラス40人中16人程度が塾を利用しているという計算になります。
私立高校生が塾に行っている割合
実は私立高校も公立高校も、塾に通う割合は変わらないのです。
私立公立関係なく、高校生は40%の割合で塾に通っていると言えます。
高校生はいつから塾に通っているか
高校1年生~3年生で塾を利用している人の割合です。
高校1年生で塾を利用している人の割合が最も少なく、2年生が最も多いので「高校生の多くは2年生から塾を意識し始める」ということが分かります。
高校生はどんな塾に通っているか
参考:「高校生に聞いた「塾・予備校・映像授業・通信教材」のメリット・デメリット」
1位 集団授業塾 26.5%
メリット:講師が一人で大勢の生徒を見るので、授業料が比較的安い。
デメリット:授業を受けるだけの受身の学習になるので、効果が薄い。
例:駿台予備校、河合塾など
2位 個別指導塾 24.5%
メリット:講師が1対1で個別対応するので、成績が上がりやすい。
デメリット:生徒数に応じて講師が必要なので、授業料が比較的高い。
例:スクールIE、東京個別指導学院など
利用している塾の授業形態については、昔からある「集団授業塾」と「個別指導塾」が半分以上を占めています。
この2つの学習形態が、塾のスタンダードと言えますね。
塾にもいろいろありますが、迷ったら「個別指導塾」が無難です!
クラスの半分近くの人が、塾に通っているんですね。
でも、塾ってそんなにホイホイ通えるものなの?
費用が気になるわ…・
続いては、「高校生の塾の費用相場」をします。
高校生の塾の費用
塾に通うとどれくらいのお金がかかるの?
高校生の塾の費用相場をグラフにまとめました。
参考:文部科学省「子供の学習費調査 2.調査結果の概要」
高校生の塾の費用の平均
文部科学省の調査から公立・私立高校に通う高校生の「年間の塾の費用」を学年別でグラフにしています。
ただし、このデータは「塾に通っていない生徒」も含めたデータなので、実際の数字はもう少し上がります。
「塾に通っている生徒」のみを対象にした調査では、以下のような結果になります。
公立・私立高校ともに「年間40万円以上」を塾の費用にかけている家庭が最も多いという結果です。
年間40万円以上ということは、月の平均は約3.3万円以上です。
高校生の塾の平均的な費用相場
月3.3万円
「月平均3.3万円」という金額が、高校生の塾の平均的な費用相場である、ということが分かります。
月33,000円が平均的な相場ってわけね。
ちなみに「塾なし」でも大学受験は受かる?
塾がいらない高校生の特徴
何を隠そう僕も塾に通わず、独学で国立大学に現役合格した1人です。
塾に通わなくても、難関大に合格する高校生はもちろんいます。
ただ、誰もが塾なしで志望校に行けるわけではないので注意がい必要です。
塾なしで難関大に合格した人の割合
こちらは上位国立大学や旧帝大などの難関大学に合格した受験生が、塾に通っていた割合を示したグラフです。(東進「国公立大受験者2000人アンケート調査速報」より)
難関大学合格者の約54%~60%が、塾に通っているということが分かります。
この2つの調査結果から、塾なしで大学受験に挑む受験生の割合は40%程度ということがわかります。
この40%という数字、意外に多いですよね。
難関大学の合格者でも、10人に4人は塾なしという事実です。
塾がいらない高校生
・偏差値70以上の超進学校に在学
・自宅でも10時間以上勉強できる
・学校の成績が良くて大学受験をしない
高校生のお子さんが上記の特徴に1つでも当てはまるなら、塾に行かなくても大丈夫です。
それ以外なら、高校生は基本的に塾には行くべきです。
ただし、次に解説するメリット・デメリットをしっかりと理解してから決めてください。
高校生が塾に通うメリット・デメリット
高校生が塾に通うメリット・デメリットをしっかり理解した上で、塾に通うことを決めると失敗しにくいです。
ここで忘れてはいけないのは、あくまで塾は手段であって目的ではありません。
最終目標は「お子さんの希望進路の実現」です。
必ずしも塾が最適とは限らないので、それも念頭に置いておきましょう。
メリットがあるのは分かっているので、特にデメリットは何があるのかをよく理解して欲しいです。
高校生が塾に通うメリット
・志望校特化の対策
・最新受験情報を得られる
・自習室での勉強
・勉強の強制力
・自分に合った勉強の仕方が分かる
・現在の実力以上の大学も可能
特に「勉強の強制力」があるのが塾のメリットだと僕は思います。
塾に通う理由は「自宅で勉強できない」からなので、自習室があり、学校以外で授業を受けられる塾は高校生にとってメリットがかなり大きいです。
高校生が塾に通うデメリット
・費用がかかる
・お子さんに負担がかかる
・塾に行くだけで満足する可能性がある
費用がかかるのは言わずもがなですが、塾の課題や勉強などでお子さんの負担が大きくなるのは、気付きずらいデメリットです。
特に部活動との両立は難しく、塾の課題に追われて学校の勉強もできなくなるなどの弊害が出る可能性もあります。
お子さんの学力レベルに合った塾を見つけることで、それらの負担は軽減されますが、それでも学校以外の勉強をしなければならないというのは負担感が大きいです。
また、塾に行くだけで満足してしまって志望校に落ちる子もいます。
逆に言えば費用を受け入れた上で、お子さんに合った塾を探すことができれば塾のデメリットはかなり薄まります。
そうはいうけど、子どもにあった塾なんてどうやって探せばいいの?
続いて「お子さんに合った塾の選び方」を解説します。
高校生の塾の選び方
塾を選ぶ上で「どのようなポイントを見れば良いか」を解説します。
塾選びはできれば失敗したくないと思うので、以下の点に気をつけて慎重に選んでください。
・塾の立地や環境
・塾のスタイル
・塾の合格実績
・かかる費用の総額
・体験のスタッフ対応
・お子さんの直感
塾の立地や環境
今はオンライン塾もありますが、スタンダードに通塾する場合は近くに良い塾があるかが最重要です。
・学校帰りに寄れるか
・交通費がかからないか
・近くに繁華街や人気のない道はないか
塾の周りの治安も重要で、安全に通えるか周辺情報をチェックするのも忘れずに!
塾のスタイル
一口に「塾」といっても形態は様々です。
高校生の授業形態別の塾の利用率は、以下の表の通りです。
塾の授業形態 | 利用率 |
集団授業塾 | 26.5% |
個別指導塾 | 24.5% |
アプリなどの映像授業 | 15.8% |
通信教材 | 15.8% |
校舎のある映像授業塾 | 13.3% |
家庭教師 | 0.5% |
その他 | 3.6% |
個人的におすすめめは「個別指導塾」で、費用は高いものの学習効果も高く、結果が一番出る形態です。
最近は、オンライン個別指導塾といって、安く個別指導が受けられるサービスもあります。
塾の合格実績
特にお子さんの志望校の合格者数・合格率は要チェックです。
ただし、合格者数などは偏差値の高い子がたくさん受けて1人で荒稼ぎしている場合もあったりします。
合格率が高くても、チャレンジ受験はさせず安全圏しか受けさせてくれない塾などもあります。
塾の合格実績は実態が見えにくい部分なので、あくまでも1つの目安と考えたほうが良いです。
かかる費用の総額
公式サイトに表記されている値段だけではなく、案外いろいろなお金がかかってしまうのが塾です。
・テキスト代
・季節講習費
(夏期・冬季講習など)
・勉強合宿代
・管理費、教室維持費
・講師交代費
これらの費用をしっかりと体験や面談などで確認して、総額いくらになるのかで比較しましょう。
体験のスタッフ対応
入塾する前に、無料体験や面談・説明会などを受けるのは必須ですが、その時のスタッフ対応も見るべきポイントです。
・丁寧な言葉遣いか
・金額をはっきりと明示されるか
・返信のレスポンスは早いか
体験の時点で「ちょっと良くないな」と思ったら、その塾は地雷の可能性があるのでやめた方がいいです。
お子さんの直感
親があれこれ言っても、結局通うのはお子さん自身です。
それが塾選びの難しいところだですよね。
お子さんの何となく良い・悪いという直感は、割と当てになります。
塾の利用目的は、お子さんが長く続けられて結果を出すというところにあるので、お子さんの直感を信じることも親の務めです。
以上の点に注意して、最後はお子さんの直感を信じましょう!
現役高校教師おすすめ塾
最後に、僕が高校生が行くべきおすすめの塾を紹介します。
紹介する塾はすべてオンライン対応しているので、近くになくても受講することができます。
・個別教室のトライ
・坪田塾
・森塾
個別教室のトライ
料金 | 要お問い合せ |
対象 | 小・中・高 |
教科 | 受験全教科 |
学習形態 | 通塾 オンライン対応 |
無料体験 | 無料体験はこちら |
運営会社 | 株式会社トライグループ |
「家庭教師のトライ」の名前を知らない人はほとんどいないでしょう。
そんな知名度・実績共に業界最大手の「トライグループ」は個別指導塾も運営しています。
個別教室のトライは、登録教師数33万人・指導実績120万人の大手個別指導塾サービスです。
大学生から社会人、プロの家庭教師まで、幅広い層の講師が在籍しています。
講師との相性が合わなかった場合も、無料で交代できるので安心です。
わかったつもりをそのままで終わらせない「ダイアログ学習」や性格診断「エニアグラム」を使った性格別学習法など、科学的根拠を取り入れながら学力をあげる「トライ式学習方法」を展開しています。
最大手なので、迷ったらこれといえる鉄板のサービスです。
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坪田塾
料金 | 1,512円~/60分 料金の詳細はこちら |
対象 | 中学生 高校生 |
教科 | 全教科対応 |
教材 | 市販の参考書・問題集 1,000~2,000円程度 |
学習形態 | 通塾 オンライン対応 |
無料体験 | 無料入塾説明会 2日間の無料体験 |
運営会社 | 株式会社 NEXT EDUCATION |
こちらも知名度抜群、映画化もされた「ビリギャル」こと小林さやかさんの恩師である、坪田信貴先生の運営する塾が「坪田塾」です。
この坪田塾なんですが、実はかなりおすすめで「安さと結果」の2つを取れる質の高い個別指導塾なんです。
その良さから口コミでどんどん評判が広がっていき、現在入塾者が増加し、教室数も着実に増えています。
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退塾率も2.6%と驚異的な低さで、ほとんどの人が継続しているのは優良なサービスを提供している証拠です。
知名度では「トライ」に劣りますが、安さと質では今一番おすすめできる個別指導塾です!
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森塾
料金 | 月額:14,100円~ 料金の詳細はこちら |
対象 | 小・中・高 |
教科 | 全教科対応 |
学習形態 | 通塾 オンライン版あり |
無料体験 | 無料体験はこちら |
運営会社 | 株式会社スプリックス |
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以上で本記事は終了です!
最後までご覧いただきありがとうございました!