こんにちは!
高校教師の新堂ハイクです!
MARCHは3ヶ月勉強すれば受かるってガチ!?
結論から言うと、3ヶ月の勉強でMARCHに受かることは可能です。
僕自身3ヶ月間の勉強で国立大学に受かりましたし、現在教師として担当している生徒も3ヶ月前からの受験勉強でMARCHに合格しています。
ただし、誰もが3ヶ月の勉強でMARCHに合格できるわけではありません。
10人受験生がいたら、せいぜい1人くらいでしょう。
このページではそんな10人の中の1人に現実的になれる方法を、現役の高校教師が徹底解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!
・MARCHに3ヶ月で合格は本当か?
・MARCHに3ヶ月で合格した具体例
・MARCHに3ヶ月で受かる勉強法
・本気でMARCHに受かりたい人というへ(裏技)
とにかくMARCHに受かりたいです!
任せてください!
具体的な戦略を教えます!
著者 新堂ハイク 29歳 ・現役高校教師 勤続8年(特進クラス担任) ・難関大受験、小論文指導実績500人以上 ・教育メディア運営6年(月間10万PV) ・執筆300記事以上、掲載企業50社以上 実際の教育現場にいる現役教師にしか分からない、リアルな情報をお届けします!
MARCHに3ヶ月で受かるのは本当か?
「MARCHは3ヶ月ガチれば余裕」という噂はネットでよくある都市伝説のような話です。
現実には「MARCH」は難関私立大学群であり、3ヶ月で合格するのは実際かなり厳しい話です。
高校教員や塾講師でこんなことを言っている人は、見たことがありません。
ただ、可能性が全くないわけではなく、実際僕の勤務校でも高3の11月から本格的に受験勉強を始めてMARCHに合格した生徒はいます。
なので正直かなり厳しいけど、可能性が無いわけではないという根拠を解説します。
・勉強の成果が出るのは3か月後
・MARCHの試験は標準レベル
・学習状況、環境の違いに注意
勉強の成果が出るのは3か月後
MARCHを文系・理系のどちらで受験するにしても英語は必須で、国語か数学のどちらかもほぼ必須になります。
理社系の科目は、暗記がメインなので1ヶ月死ぬ気で勉強すれば仕上げることも不可能ではありません。
しかし、英数国は単純な暗記作業では済まない科目で、付け焼刃の知識ではどうにもなりません。
英国数はじっくりと時間をかけて取り組んで、最短でも成果が出るのが3ヶ月と言われています。
MARCHに3ヶ月で合格しようと思ったら、英数国の成果を最短で出さなければならないので、ギリギリ間に合うかどうかというところです。
こういうところも「MARCHは3ヶ月」と言われる理由だと思います。
裏を返せば、国数英のどれか一つでも受験レベル(共通テスト7~8割安定)である、もしくは長時間勉強しても苦にならないほど好き、という状態であれば「MARCHに3ヶ月で合格」はかなり現実味を帯びてきます。
MARCHの試験は標準レベル
MARCHの試験問題は、高度な思考を必要とする東大京大のような難問ばかりではなく、ほとんどが標準レベルの問題です。
共通テストでいうと7割~8割の得点率で、MARCHの下位学部であれば7割程度の得点率でも合格できます。
・MARCHならどこでも良い
・学部も選ばない
こういった条件であれば、倍率が低い下位学部を狙うことで3ヶ月の勉強時間でも現実的に合格を狙えます。
後に紹介する成功例も、このタイプの人で「とにかくMARCHに受かりたい」ならこういった受験戦略もアリです。
ただ、人気・偏差値ともに高い「中央大学の法学部」や「明治大学の経済学部」など上位学部に挑戦する場合は、高得点をとらなければならないので、問題が標準レベルでも難易度は高くなります。
学習状況、環境の違いに注意
MARCHに3ヶ月の勉強期間で受かった人は、そもそも進学校出身で地頭が良かった
正直「MARCHに3ヶ月で合格」の正体は、このような人たちがほとんどだと思います。
あの有名な「ビリギャル」も底辺校のビリではなく、進学校のビリだったというオチです。
「全くの知識ゼロから3ヶ月でMARCHに合格」を目指すのは無謀というしかありません。
以下の条件を満たしていて、ようやくスタートラインに立っているという状況だと思います。
・高校の偏差値55以上
・1日4時間以上勉強した経験あり
・国数英のどれか1つは得意科目
偏差値55以上であれば、通常の授業が大学受験対応のものである可能性が高く、基礎はできていると思います。
また、3ヶ月でという短期間で合格を目指すので、1日10時間以上勉強することは必須です。
そのため人間の集中限界である3時間以上勉強できる、ということも「MARCHに3ヶ月で合格」を目指すための条件です。
最後に、必須の国数英が得意科目であることも重要です。
以上3つの条件を1つでも満たせていなければ、諦めた方が良いですが、3つとも満たせているのであれば「MARCHに3ヶ月で合格」は現実的に狙えます。
➡【低偏差値からMARCHに逆転合格】具体的な戦略と勉強法を解説!
MARCHに3ヶ月で受かった成功例と戦略
ここからは実際にMARCHに3ヶ月で合格した成功例と、それを実現させた戦略について解説していきます。
ただし、前提として以下のことに注意してください。
・上位学部、人気学部は狙わない
・学部、学科は選ばない
・MARCHは入れるなら死ぬ気で勉強する
もしあなたが3ヶ月で「中央大学の法学部」や「明治大学の経済学部」に入りたいと思っているなら、無謀すぎるので諦めてください。
ここからは「とにかくMARCHに受かりたい」という思いだけで、3ヶ月死ぬ気で勉強した僕の生徒の戦略を紹介します。
・穴場の学部を狙う
・1日10時間以上勉強する
・最低限の地頭と勉強習慣
穴場の学部を狙う
穴場(入りやすい)学部を狙うことは、最重要な戦略と言って間違いありません。
・低倍率
・低偏差値(MARCHの中で)
・受験科目数が少ない
穴場の学部とは、具体的に上記のような学部です。
でもそんな不人気の学部に入ったら、周りに見下されそう…。
大学内での学部差別というものは、実際のところほとんどありませんし、世間から見たら上位学部でも下位学部でもMARCHはMARCHで、高学歴の部類です。
MARCHは就職にもかなり強いですし、学部はどこでも「入ったもん勝ち」だと僕は思います。
専門分野以外では別に学部で就職先が限定されるわけでもありませんので、入ってからの4年間で将来を考えれば良いです。
特に将来の目標などが決まっていない人は「とにかく有名な大学に受かってドヤりたい」という気持ちだけでもMARCHを受験するのはアリだと思います。
では、MARCHの各大学別の穴場学部を解説します。
明治大学の入りやすい学部
・文学部史学地理科 地理学専攻
平均得点率 74.90%
2020年倍率 4.8
・総合数理学部 ネットワークデザイン学科
平均得点率 66.80%
2020年倍率 3.7
理系の「総合数理学部 ネットワークデザイン学科」は得点率が7割を下回っており、倍率も低いので狙い目と言えます。
青山学院大学の入りやすい学部
・コミュニティ人間科学部
平均得点率 73.10%
2020年倍率 6.3
・理工学部 電気電子工学科
平均得点率 70.50%
2020年倍率 4.8
理系の「理工学部 電気電子工学科」は過去3年間倍率が変わらず、平均得点率も低いので、穴場と言えます。
立教大学の入りやすい学部
・法学部 政治学科
平均得点率 非公開
2020年倍率 3.8
・理学部 生命理学科
平均得点率 非公開
2020年倍率 7.8
立教大学は文系の「法学部 政治学科」が倍率が低く穴場に見えますが、平均得点率が非公開なため何とも言えないところです。
理系の学部はどこも倍率が高く、得点率も非公開なので明確に穴場と呼べる学部はないと言えます。
中央大学の入りやすい学部
・文学部 フランス語文学専攻
平均得点率 60.4%
2020年倍率 3.5
・理工学部 数学科
平均得点率 55.8%
2020年倍率 3.3
理系文系ともに平均得点率が低く、低倍率の学部は狙い目と言えます。
ちなみに、調べればわかりますが「法学部」は平均得点率も倍率もかなり低いので一見狙い目に見えますが、試験がかなり難しいので挑戦するのは控えた方が無難です。
法政大学の入りやすい学部
・文学部 地理学科
平均得点率 64.20%
2020年倍率 5.8
・生命科学部 応用植物科学科
平均得点率 66.00%
2020年倍率 4.1
文系の「文学部 地理学科」はかなり狙い目といえます。
理系の方も過去3年間倍率が落ちている「生命科学部 応用植物科学科」は難易度が低いと言えます。
得点率や倍率は高くても、2科目受験なら負担が軽くなるので、そちらも狙い目です。
MARCHの2科目受験可能な学部
明治大学
・総合数理学部…英数
青山学院大学
・経済学部…英数
・社会情報学部…英数
中央大学
・商学部…英国(共テ利用)
・総合政策学部…英国
・国際経営学部…英国
法政大学
・GISを除く全学部が2科目受験可能(T方式)
※立教大学…2科目受験不可
法政大学のT方式は、ほぼ全ての学部が2科目受験可能なので、穴場の学部と組み合わせれば「MARCH3ヶ月」がかなり現実味を帯びてきます。
短期間でMARCHに合格するには、入りやすい学部を選ぶことが大切なんですね!
1日10時間以上勉強する
1日10時間以上勉強が必要な根拠は、以下の通りです。
高校3年間の国数英の勉強時間
・1コマ50分
・国数英が週4コマずつ12コマ
・年間の登校日数の目安30週
50分×12コマ×30週×3年間=900時間
3ヶ月10時間勉強の勉強時間
10時間×90日=900時間
これはただの単純計算なので、目安程度に思ってもらいたいのですが、高校3年間の国数英の勉強時間を3ヶ月で確保しようと思ったら1日10時間は勉強する必要があります。
MARCHに3ヶ月で合格するためには、大学受験の標準レベルの問題を7~8割程度解ける必要があります。
つまり高校の全範囲をしっかりと理解することが必須なので、900時間を目標に勉強に取り組みましょう。
あくまで国数英で計算しましたが、他の科目を使う場合でもほぼ同じだと思ってください。
1日も休まずに10時間以上勉強する覚悟があれば、MARCHに3ヶ月で合格は可能です。
最低限の地頭と勉強習慣
前述しましたが、全くのゼロから3ヶ月でMARCHに合格は無謀というほかありません。
・受験3科目のどれか一つは得意科目
・高校の偏差値は55以上
これらを満たしていないと、そもそも適切な勉強計画が立てられない可能性があるので、合格率はかなり下がります。
また、昨日まで勉強時間ゼロだった人がいきなり今日から10時間以上勉強するというのもまた無謀な話です。
1日2日程度なら頑張れるかもしれませんが、90日間休まず勉強を続けるのはかなりの体力と精神力を必要とします。
・1日10時間以上机に向かう集中力
・過去問が全然解けなくても動じない精神力
これらは今までの積み重ねのたまものなので、明日からすぐにできるものではありません。
受験勉強というものは孤独で、地味で、辛くて、苦しいものです。
生半可な覚悟では、3ヶ月の猛勉強を完走することはできません。
え、ちょっと自信無くなってきたかも…。
そんな人には、最終手段として裏技を紹介します。
➡MARCH合格率80%超えの裏技はこちら
MARCHに3ヶ月で受かるための勉強法
ここまで読んで「MARCHに3ヶ月で合格」するための条件を満たしつつ、いばらの道を歩く覚悟もあるという人は、次の勉強法を参考にして逆転合格を目指してください。
・計画を立てる
・国語を捨てて英数を伸ばす
・理社は1ヶ月で終わらせる
・試験1ヶ月前は過去問演習
計画を立てる
1.受験する大学、学部を決める
2.使用する科目を決める
3.科目ごとの勉強時間を決める
4.参考書やテキストをそろえる
1~4の計画を立てるところから、受験勉強は始まっています。
ここで適切な計画を立てられるかどうか、が3ヶ月という短期間で難関大学に合格できるかの分かれ道です。
前述のとおり3か月あれば900時間の勉強時間を確保できるので、それをどう振り分けるかが重要です。
でも、学校に行っていたら1日10時間以上勉強するのは難しくないですか?
これは教師としてではなく一個人としての意見ですが、学校を休んで勉強すれば10時間以上勉強できます。
実際僕は高3の11月下旬から、学校に行かずに家で1日17時間勉強して3か月で国立大学に合格しました。
学校に行かずに独学で受験勉強して、不合格になっても責任はとれませんので、自分で判断してください。
ただ、学校に行くと体力は削られるわ友達の誘惑はあるわで、正直勉強に集中するのは難しいです。
学校に行かないのは最終手段だと思ってください。
とにかくまずは、合格までの道のりを逆算して計画を立てましょう。
国語を捨てて英数を伸ばす
国語が得意で受験レベルでも得点源にできる、という人以外は国語は捨てた方が無難です。
成績の伸びやすさ
・数学>英語>国語
得点の安定しやすさ
・数学>英語>国語
国語(特に現代文)はとにかく成績が伸びにくく、安定して高得点をとるのが難しい科目です。
国語が微妙な人は、点が伸びやすく得点も安定しやすい数学に力を入れましょう。
英語はどの学部でもほぼ必須で配点も大きいので、必ず勉強することになります。
希望する学部に「国語」が必要でも、捨てるべきですか?
答えはイエスです。
例 明治大学経営学部
・合格最低点/満点 210/350
英語105~110/150
社会70~75/100
国語40~45/100
・得点210~230/350
基本的にどの学部も英語の配点は大きいので、英語に力を入れるのは必須ですが、国語の配点が大きいところはあまりありません。
国語は日本語であることと、暗記の要素がかなり少ないという特徴があり「高得点は難しいが、爆死する可能性もかなり低い」科目です。
受験レベルの試験でも、基礎ができていれば5割の得点率は十分可能です。
ただ、全くやらなくていいというわけではないので、勉強時間の配分を調整しましょう。
10時間勉強する際の時間配分
・英語…5時間
・社会…3.5時間
・国語…1.5時間
・配点の高い英語
・安定しやすい数学
この2科目にしっかりと勉強時間を充てましょう!
理社は1ヶ月で終わらせる
・暗記しただけ点が取れる
・得点が安定する
理社は暗記要素が強いので、必ず得点源にするべきです。
机に向かってしっかり勉強する時間以外のスキマ時間を使って、1ヶ月で暗記要素は頭に入れましょう。
2ヶ月目以降は問題演習を通して実践的な力を鍛えるとともに、苦手分野の洗い出しを行います。
3か月目は過去問演習を通して、受験本番の時間配分や問題戦略などを立てていきます。
基本的には、英語と理社科目の2科目で点を稼いでいくイメージです。
試験1ヶ月前は過去問演習
過去問演習を行わずに入試本番にのぞむ人はいないと思いますが、過去問演習に当たっての注意事項を述べます。
過去問で爆死してもヘコまずに淡々と勉強を継続する
受験本番が近づいてくると精神的にも不安定になり、過去問の結果で一喜一憂する受験生も多いです。
「落ち込んでいるヒマがあったら勉強する」と口で言うのは簡単ですが、実際かなり難しいですよね。
「やっぱり3か月でMARCHに合格なんて無理なんだ…」
「終わった…もう受かる気がしない…」
心が折れて、勉強に復帰できなくなり、勉強時間が減って、また過去問が解けない。
そうした負のループに陥らないためには、過去問の結果を気にしないことが大切です。
結果が悪くても「この年度に受験してなくてラッキー」くらいに思うのが一番です。
そうは言ってもやっぱり落ち込むときは落ち込むし…。
私にMARCHは無理なのかなぁ。
ここまで僕の記事を読んできて「自分なら合格する受験戦略を立てられる」と思った人は早速今日から勉強に取り掛かりましょう。
「ちょっと無理かも…」と思った人は、次に紹介する裏技を検討してみてください。
本気でMARCHに受かりたいなら(裏技)
ここまで僕が紹介してきた勉強法や戦略は「独学」を想定しています。
僕自身「独学」で志望校に合格したので、「独学」をおすすめしないわけではありません。
ただ、難関大学に短期間で合格しようと思ったら「独学」ではかなり厳しいです。
・受験情報が少ない
・適切な勉強計画が立てられない
・分からないところを質問できない
また、現在塾に通っているという人も、その塾はMARCHに特化した塾ですか?
きっと受講生はそれぞれ別々の志望校に向けて勉強していて、講師の先生方も毎回それに合わせた対応をしていると思います。
しかし、講師の先生方もたくさんの生徒を見ているので、なかなか各大学に特化した指導をするのは難しいと思います。
あなたが本当に本気でMARCHに合格したいと考えているなら、MARCH合格に特化した塾を選ぶのが最適解です。
MEI-PASS|明治大学合格専門塾 合格率85%
AO-PASS|青山学院大学専門塾 合格率82%
RIKYO-PASS|立教大学専門塾 合格率80%
CHU-PASS|中央大学専門塾 合格率82%
HO-PASS|法政大学専門塾 合格率80%
GAKU-PASS|学習院大学専門塾 合格率86%
合格率80%とは模試で言うA判定と同義の合格率です。
もちろん、合格率や判定が実際の合格を保証してくれるわけではありません。
ただ、独学での受験やMARCH特化ではない塾よりも成功率が上がることは確かといえます。
・特化による最短距離の合格ルート
・生徒1人に最大4人の講師がつく
・24時間365日の質問対応
・合格実績多数
・オンライン対応で全国から受講可能
上記に加えて、合格保証と全額返金制度があり保護者の方にも安心です。(期間限定)
現在2週間の無料体験を行っておりますので、無料相談や無料説明会に参加して話を聞くだけでも価値はあると思います。
ただし、MARCH専門塾にはそれぞれ人数制限がありますので、募集が埋まってしまう前に検討はお早めにお願いします。
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以上で本記事は終了です!
最後までご覧いただきありがとうございました!