こんにちは!
高校教師の新堂ハイクです!
あなたはこのような悩みを抱えてないですか?
「勉強しないといけないのは分かってるんだけど、続けられない」
「子どもが勉強しているのを見たことがない。あってもテスト前にちょっとだけ…」
僕は私立高校で教員をしているのですが、三者懇談の時などに生徒や保護者の方に上記の悩みを相談されることがとても多いです。
要は「勉強を習慣化したい(させたい)」という悩みなんですよね。
ということで今回は、僕が先に挙げた悩みに対して、実際に実践してもらっている方法を紹介したいと思います!
この方法で実際に勉強が習慣になったという実例もありますので、ぜひ最後までご覧ください!
著者 新堂ハイク 29歳 ・現役高校教師 勤続8年(特進クラス担任) ・難関大受験、小論文指導実績500人以上 ・教育メディア運営6年(月間10万PV) ・執筆300記事以上、掲載企業50社以上 実際の教育現場にいる現役教師にしか分からない、リアルな情報をお届けします!
誰でも勉強が習慣になる4つの方法
最初に「なぜ勉強が習慣にならないのか」について、簡単に説明します。
「具体的な方法だけ知りたい!」という方はここは読み飛ばしてOKです。
そもそも習慣とは「当たり前のように継続すること」です。
人によって違いはありますが、風呂・歯磨き・洗顔などが一般的ですね。
睡眠や食事とは違って、「しなくても直ちに困らないけど、しないと気持ち悪い」くらいの感覚だと思います。
確かに朝歯磨きを忘れたときは、別に困らないけど、早く歯磨きしたい~って思います!
では、なぜ「勉強」は習慣化が難しいのでしょうか。
それは大多数の人にとって勉強が「つらいもの」であるからです。
勉強がつらい理由は人それぞれですが、もし勉強のつらさを少しでも和らげる方法があれば、勉強を継続し習慣化することも可能ですよね。
これから紹介する「誰でも勉強が習慣になる4つの方法」とは「勉強の辛さを少しでも和らげる方法」とも言えます。
この方法は僕自身も実践しており、学生のみならず社会人でも誰でも使えます。
さらに、やる気などの根性論や精神論でもありません。
使えそうだなと思ったものは、ぜひ試してみてください!
日本の社会人は先進国で1番勉強しないというデータがあります。
社会人の「自主的な学習」の実態|リクルートマネジメントソリューションズによると社会人の一週間の平均勉強時間は4時間です。
勉強習慣をつけることは、社会に出たときに周りと差をつけることにもなりますね!
学習環境を整える
今現在、あなたの(お子さんの)学習環境は整っていますか?
勉強の習慣化は、勉強に集中できる環境を整えることから始まります。
人間は環境に適応することで生存してきた生き物です。
学習しやすい環境を用意すれば、それに適応して勉強するようになります。
子どもができる改善策
・自室の勉強机が散らかっている
→整理整頓し、机の上に余計なものを置かない
・自室で勉強に集中できない
→リビングなどに場所を移す
・文房具・参考書等は足りているか
→自分に必要なものを揃える
多少値が張っても良いものを買う
保護者ができる改善策
・食事のタイミングを一定にする
→食事はリフレッシュになる反面、集中力が途切れるので、決まった時間に摂る方が計画が立てやすい
・塾などの進度は子どもに合っているか
→授業についていけないことが、勉強が嫌いになる一因です。今一度聞いてみてください
・過度な干渉はしていないか
→「勉強しろ」と言われるとしないのが子どもです。良い環境を用意すれば、自然に勉強に意識が向かいます
目標を超具体的に決める
何事も目標がないと続かないですよね。
ダイエットにしてもただ「痩せる!」と思うのか、「1ヶ月で3キロ痩せる!」と決めるのかで成果が断然違ってきます。
目標を決めるにおいて大事なのが、具体的に決めることです。
しかも超具体的に決めてください。
細かく細かく目標を設定して、修正を繰り返していくのです。
具体的な目標の設定の仕方として、3つの目標を決めることをお勧めします。
長期目標
・1ヶ月~3ヶ月単位の目標
「参考書・問題集を何冊終わらせる」「数学のこの単元を完璧にする」など時間のかかる目標を設定します。
「1ヶ月後に自分がどうなっているか」という未来の自分の姿を明確にしましょう。
中期目標
・1週間単位の目標
これをメインの目標として設定します。定期テスト等であれば、テスト科目を何曜日に勉強するかなど具体的に日にちを振り分けていきます。
これは細かく何度も修正していきます。
予定通りに行くことはほぼないので、必ず予備日を作るようにしてください。
短期目標
・1日単位の目標
ここが1番大事です。
「何時から何時まで〇〇問題集の何ページから何ページまでやる」というようにできるだけ細かく決めてください。
目標を決めたらそれを淡々とこなしていきましょう。
めんどくさいかもしれませんが目標を決めるのと決めないのでは、勉強の継続率が断然違います。
学習環境を整えたら、次は目標設定を忘れずにしましょう。
ここまで来たら次は、実際に勉強していく段階に入ります。
基礎基本を徹底する
勉強習慣がつかない原因として、
できない・分からない→勉強がつらい→続かない
という流れが最も一般的です。
基本的に人間は誰でも、できないことを続けたくはありません。
分からない問題を無理やり解かされても、
どうせこんなの社会に出たら使わないし…。
と言ってやらない理由を作り、できない自分を正当化します。
これを解決するには、
・分かる問題・簡単な問題から始める
・基礎知識を入れることから始める
といった対策が有効です。
自分が分かる・できる問題なら続けられますよね。
こうして基礎基本を徹底すると、基礎学力が上がり、いつの間にか難しい応用問題が解けるようになります。
難しい問題が解けると勉強が楽しくなるので、続けることができ、習慣化につながります。
基礎基本の徹底は苦手科目の克服につながります。
現在苦手科目に頭を抱えている人は、解決のヒントとなると思いますのでぜひご覧ください👇
過程を記録する
最後に、勉強したら必ず記録をとるようにしてください。
生徒本人でもいいですし、保護者の方が記録しても構いません。
自分の努力を目に見える形で残しておくと、
お~!私こんなに勉強できたんだ!
やればできんじゃん!
このように「自分はやればできる」という自信・自己肯定感につながります。
基本的に勉強習慣のない子は、自信なく自己肯定感が低いことが多いです。
自分の積み重ねを見ることで、「自分にもできる」と思うことがとても重要です。
ただし、「努力の過程を記録する」ということを忘れないでください。
「結果」を記録してしまうと、勉強し始めの最初のうちはなかなか成績が上がらないので努力量と現実のギャップで、モチベーションの維持が難しくなります。
必ず「何月何日何の問題集、宿題、参考書を何ページ学習した」というように過程の記録をするようにしましょう。
「過程を記録する」においてとても有効な勉強法が「タイムラプス勉強法」です。
この勉強法はメリットがとても大きいので、気になる方はぜひご覧ください👇
誰でも勉強が習慣になる4つの方法
1.学習環境を整える
2.目標を超具体的に決める
3.基礎基本を徹底する
4.過程を記録する
この4つの方法を見て、面倒くさいと思った人もいるかもしれませんが、その面倒くさいことをやらなければ人は変わりません。
1学年に300人いる学校で、1位から300位まで順位がつくのはこの面倒くさいことをやったかやらないかの差です。
1位も300位も同じ人間です。
あなたにできないわけがありません。
一緒に頑張りましょう。
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