こんにちは!
高校教師の新堂ハイクです!
✔漢検CBTとは?
✔漢検CBT合格のコツ
✔申し込みの手順
漢字検定は知名度抜群で、一度取得すると一生履歴書の資格欄に書くことのできる検定試験です。
通常の受験方法では、年3回行われる試験を特定の会場で受けなければなりませんが、いつでも漢検を受ける方法があります。
それが「漢検CBT」です。
漢検CBTはいつでも受けられて、通常の漢検よりも早く結果を受け取ることができるので、最短で漢検に合格したい人におすすめです。
このページでは「漢検CBT」について、特徴や合格のコツ、申し込みの手順を詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
著者 新堂ハイク 29歳 ・現役高校教師 勤続8年(特進クラス担任) ・難関大受験、小論文指導実績500人以上 ・教育メディア運営6年(月間10万PV) ・執筆300記事以上、掲載企業50社以上 実際の教育現場にいる現役教師にしか分からない、リアルな情報をお届けします!
漢検CBTとは?
「漢検CBT」とはコンピューターを使って漢検を受験することです。
CBTとはComputer Based Testingの略です。
7級~2級まで受験することができます。
通常の試験と受験方法が違うので、一部出題形式や解答方法が異なる部分がありますが、各級のレベルは紙のテストと同じになるように作られています。
受験料も通常の試験と同じです。
コンピューターを使いますので、基本的なパソコン操作(キーボード入力)ができることが最低限の受験資格になります。
漢検CBTの3つのポイント
通常の試験より日程や会場の自由度が高いのが漢検CBTです。
・検定日が限定されない
・検定会場がたくさんある
・10日で結果が分かる
通常年3回行われる紙のテストと違い、「漢検CBT」はいつでも受験することができる試験方式です。
検定日の4日前にまでにウェブサイトから申し込めば、検定会場で試験を受けられます。
検定会場は47都道府県に150以上設置されていますので、自分の住んでいる地域から一番近いところを選べます。
(実施日と開始時間は会場によって異なります。)
さらに、10日前後で試験結果と合格証書が郵送されてくるので通常の受験と違って早く結果を知ることができます。
(通常受験は結果が分かるまでに1ヶ月以上)
通常の受験と違い、途中退出も可(再入室は不可)です。
漢検CBTはこんな人におすすめ
漢検CBTの受験をおすすめする人は以下の通りです。
・早く漢検の資格が欲しい人
・前回不合格の級にすぐ挑戦したい人
・子供に混ざって漢検を受けるのに抵抗がある人
通常の受験日程は6月・10月・1~2月の年3回なので、受験するチャンスを逃すと履歴書の資格欄に書けなくなってしまいます。
CBT受験なら上記のスケジュールに関係なく取得できるので、すぐに資格欄を充実させたい受験生や就活生におすすめです。
また、通常の受験で惜しくも不合格になってしまった級にすぐに挑戦したい場合もおすすめです。
モチベーションを高く保ったまま、もう一度挑戦すれば合格率は上がります。
会場は個別ブースで区切られているので、他の受験生と顔を合わせることもなく、「漢検を受けたいけど小中学生の中に大人が混ざるのはなぁ」という方にもおすすめです。
それ以外でも、通常の受験日程にどうしても不都合がある方も自由なスケジュールで受験できるCBTがおすすめです。
漢検CBT合格のコツ
CBTの試験方法はコンピューターのキーボード入力とペンタブレットによる書き込みの2種類あり、紙のテストと違ってはじめて受験するときは戸惑う受験生も多いです。
また通常の受験では持ち帰ることのできる問題用紙も、CBTでは持ち出し厳禁となっているので自己採点することもできません。
標準解答をもらうこともできないので、与えられる情報が少ないのがCBTのデメリットだといえます。
ここでは通常の受験方法と違う、CBTならではの受験の攻略法を解説します。
CBTを考えている方は、受験する前にぜひ一読ください。
タブレット入力のタイムラグに注意
CBTの筆記問題はペンタブレットを使用します。
普段使い慣れていない人がほとんどだと思うので、はじめて受験する際には戸惑う方もいらっしゃるようです。
特に気を付けることは、解答する文字の大きさと入力のタイムラグです。
解答欄には普段書いている字の3~4倍は大きく書くことになります。
また、ペンタブレットには書いてから認識されるまで1秒程度のタイムラグがあり、少しイライラするかもしれません。
各問題の前には例題があり、ペンタブレット操作の練習時間が設けられているので、初心者はそこでしっかり練習してから解答しましょう。
キーボード入力は早く
読みを答える問題や記号問題はキーボード入力で行います。
できるだけ早く入力して、書き取りの問題に時間を使うことが合格のコツです。
読みの問題より書き取りの問題の方が配点が高いので、同じように時間をかけるなら書き取りの問題に時間をかけた方が合格率は高くなります。
すべて解き終わったら一度見直しをするぐらいにして、すぐに書き取り問題に移るのがベターです。
ミスタイプに気をつけながら、サクサク解いていきましょう。
解答欄は全て埋める
正確に漢字を書くことも大事ですが、解答欄を全て埋めることの方が大切です。
ペンタブレットを使った解答方法は「とめ」「はね」「はらい」などの書き分けが難しく、協会側もそれを分かっているのか判定も少し甘い傾向にあるようです。
ペンタブレットの操作が難しいので、画数の多い漢字に時間がかかってしまい、全部の問題に解答できなかったということもあるので、まずは不格好でもすべての解答欄を埋めることを意識しましょう。
見直しは明らかに読みにくい字を中心に直していく、という方法にすると時間に余裕ができます。
漢検CBTの申し込み手順
CBT受験の申し込みはインターネットからのみ受け付けています。
「CBT-Solutions」の公式ウェブサイトに登録し、試験会場や日程を決めていきます。
では、詳しく受験の流れを説明します。
受験の流れ
「CBT-Solutions」の公式ウェブサイトにパソコンもしくはスマホからアクセスし、はじめて受験する際はユーザIDとパスワードの取得が必要になります。
検定日の4日前から申し込むことができ、支払方法はクレジットカード
かコンビニエンスストア/Pay-easyで決済します。
受験会場と受験日程を選択し、支払いを完了すると申し込み手続きは完了です。
一旦確定した受検予約をキャンセルした場合には、キャンセル手数料が発生するので注意が必要です。
当日試験会場には本人確認書類が必要ですので、お忘れなく。
検定料
通常の試験と検定料は変わりません。
級 | 検定料(税込み) |
2級 | 3500円 |
準2級~4級 | 2500円 |
5級~7級 | 2000円 |
CBTを活用して最短で漢検を取得しよう!
漢検CBTは忙しい人の漢検取得の強い味方です。
試験日や会場を自分で設定して、最短で合格できるようにしっかり勉強しておきましょう。
申し込みはインターネットでのみ受け付けているので、注意が必要です。
合格のコツは「ペンタブレット入力に慣れる」「キーボード入力の問題をできるだけ早く終わらせる」「すべて解答欄を埋める」の3つです。
あなたの合格を応援しています。
以上で本記事は終了です!
最後までご覧いただきありがとうございました!