【複数の「わたし」】本文要約・テスト対策問題・感想文を国語教師が徹底解説!
「複数の『わたし』」
のテストで高得点を取りたい!
論理国語のテストで松村圭一郎の「複数の『わたし』」が範囲なんだけど、さっぱり分からなくて困っています…。
現役国語教師の僕が、「複数の『わたし』」をわかりやすく解説します!
現役の国語教師で、国語の授業を10年以上担当し、テストも数えきれないほど作っている僕が高得点を取る最短ルートを徹底解説しますのでぜひ最後までご覧ください。
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著者 新堂ハイク 31歳
・現役高校教師 勤続10年(特進クラス担任)
・難関大受験、小論文指導実績500人以上
・教育メディア運営歴7年(月間10万PV)
・執筆500記事以上、掲載企業100社以上
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「複数の『わたし』」のテスト対策問題

論理国語のテストを数多く作っている、現役国語教師の僕がテストによく出る問題を徹底解説します。
基本的に出題する問題は決まっているので、これらを完璧にすればテストで8割は固いと思います。
「複数の『わたし』」重要漢字10選
次の太字部分の漢字を書きなさい。
①故国を思いシタう心。
②ジョウキョウ判断に優れた人物。
③対応がシュビイッカンしている。
④まずゼンテイ条件の確認から行う。
⑤意見をコウカンする。
⑥これは通過ギレイである。
⑦彼女のセンザイ能力を知った。
⑧考えが組織にシントウする。
⑨役所にコンイン届を出す。
⑩具体的な金額をテイジする。
これらの問題は、僕が実際にテストに出す漢字です。
もちろん、書き取りだけでなく読みも出題していますが、書ければ読めますので、上記の10問は完璧にしましょう。
解答
①慕 ②状況 ③首尾一貫 ④前提 ⑤交換
⑥儀礼 ⑦潜在 ⑧浸透 ⑨婚姻 ⑩提示
「複数の『わたし』」重要語句5選
「複数の『わたし』」のテストには、語句の意味を問う問題も出題されます。
僕が意味を問う問題としてテストに出す語句は、以下の通りです。
文化人類学
(ぶんかじんるいがく)
人類の社会・文化の側面を研究する学問。
概念
(がいねん)
多くの似た事柄から取り出される、共通した性質・考えのこと。
壮麗
(そうれい)
規模が大きくて、美しいこと。
首尾一貫
(しゅびいっかん)
方針や考え方などが始めから終わりまで変わらず、筋が通っていること。
可視化
(かしか)
見えるようにすること。
「複数の『わたし』」テスト対策問題10選
記述や抜き出しなど問題の形式は先生によって様々ですが、要点をおさえておけばどのような形式で出題されても対応できます。
論理国語のテストを数多く作ってきた国語教師が実際にテストに出す問題を厳選して10個解説します。
問一
「そういうことは、よくありますよね。」について、「そういうこと」の指す内容は何か。三十字以内で説明しなさい。
解答
進学して環境が変わったとたんに自分や友達のキャラクターが変わったと感じること。
問二
「誰と対面するかによって、『わたし』の在り方が変化しうる」のはなぜか。その理由を述べている部分を三十六字で抜き出し、はじめと終わりの五字を答えなさい。
解答
「わたし」 〜 ているから
(「わたし」という存在が周囲の他者によって支えられ、つくりだされているから)
問三
「同一の揺るがない核のような『わたし』と同様の内容を表している言葉を、本文中から十二字で抜き出しなさい。
解答
演じない本当の「わたし」
問四
「西洋近代的な個人とは異なる人格の在り方」とは、どのようなものか。解答欄に合うように、本文中から九字で抜き出しなさい。
解答
分割可能な複合的な(人格。)
問五
「実は、『分人 dividual』はとても大切な概念でした。」とあるが、この理由を四十五字以内で説明しなさい。
解答
文化人類学による個人とは異なる人格があるとの主張に、別分野からも事例が示されたから。
問六
「ブタを飼育した女性の労働に目を向けてこなかったと批判されてきました。」について、「批判される」のは誰か。本文中から四字で抜き出しなさい。
解答
人類学者
問七
「その批判は個人が労働の産物への権利を持つという〜」について、「その批判」の内容を三十五字以内で説明しなさい。
解答
立派な儀式にばかり着目して女性の労働に目を向けてこなかったという批判。
問八
「それを、人間関係の結果だとみなしている、と。」について、人間関係は具体的にはどのような結果か。本文中から五字以内で二つ抜き出しなさい。
解答
・婚姻関係
・交換関係
問九
「そうした視点で世の中を捉えると、見えてくるものがたくさんある。」について、そうした視点とは、そういう視点か。三十字以内で説明しなさい。
解答
私たちが個人としてだけでなく分人として生きていること。
問十
「たぶん、自分の中をどれだけ掘り下げても、個性とか、自分らしさには到達できない。」とあるが、なぜ、「到達できない」のか。二十五字以内で説明しなさい。
解答
他者とのつながりによりわたしが引き出されるから。
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「複数の『わたし』」の本文解説・要約

「複数の『わたし』」は全部で三段落に分かれています。
「複数の『わたし』」200字要約
人間は他者や状況に応じて複数の「わたし(分人)」を生きており、単一の不可分な「個人」という近代的な人間観だけでは捉えきれない。
個性を求めて自分自身をどれだけ掘り下げても、本当の自分には到達できない。
文化人類学的な視点が示すように、「わたし」の輪郭は固定されたものではなく、他者との関係性や繋がりの中で互いに影響を与え合いながら形作られる柔軟なものである。
他者との関わりを原点として捉えることで、初めて「わたし」という存在が豊かに立ち現れるのである。
要約の問題が出たら、こちらを参考にしてください。
第一段落の解説
誰もが複数の「わたし」を生きていて、誰と対面するかによって「わたし」の在り方は変化しうる。
「親」・「兄弟」・「先輩」・「後輩」・「先生」・「生徒」など、状況に応じて複数の「わたし」を生きている。
人前で期待される役割を演じるのは疲れるし、一人でいる時の自分が気楽でいいという考え方もある。
しかし、誰とも関係を結ばない「わたし」が、本当の「わたし」といえるのだろうか。
演じない本当の「わたし」がいるのか、いたとしてそれにどんな意味があるのか。
第二段落の解説
近代の個人主義的な人間観では、アイデンティティーが重要視され「個人」はそれ以上分割不可能な存在であると考えられている。
それに対し、小説家の平野啓一郎が提唱する「分人」は文化人類学にとっても大切な概念であった。
パプラニューギニアでは、飼育されたブタの交換儀礼がある。
そこではブタを飼育した女性の労働に目を向けてこなかったとして、人類学者が西洋近代の個人主義に基づいた批判をされていた。
ストラザーンは、現地の人々は、ブタは個人の労働の産物ではなく、人間関係の結果だとみなしている。
第三段落の解説
文化人類学の研究から得られる視点は、状況や相手との関係性に応じて「わたし」が変化するという見方である。
それは「分人」的な人間の捉え方であり、他者によって別の「わたし」が引き出される見方であり、他者との「つながり」を原点にして「わたし」を捉える見方でもある。
世の中には「人と違う個性が大切だ」「自分らしい生き方をしろ」というメッセージが溢れている。
しかし、自分の中をどれだけ掘り下げても、個性や自分らしさには到達できない。
「わたし」をつくりあげている輪郭は、他者との関わりの中でお互いにはみだしながら、浸透し合う柔軟なものである。
「複数の『わたし』」の感想文の例文

「複数の『わたし』」の授業が終わる頃に「感想文」を求められることはよくあります。
こうした感想文も実は成績評価の1つに含まれているので、できれば高評価を取りたいですよね。
生成AIを使っても、国語の先生にはバレます。(なぜバレるかはこちらの記事に書いてあります。)
国語の授業を10年以上担当し、1000人以上の感想文を採点してきた僕が「高評価をもらえる感想文」の書き方を解説します。
まずは、筆者の言いたいことを整理しましょう!
筆者の主張
筆者の主張(言いたいこと・伝えたいこと)を踏まえた上で感想を書くと「本文の内容を理解しているな」と思われて高い評価を得ることができます。
・「自分らしさ」や「個性」は自分の中にあるのではなく、他者との関わりのなかでつくりあげられている。
筆者が言いたいことは、関わる人によって「わたし」が変わるのはあたりまえのことで、他者が「わたし」の「個性」や「らしさ」を引き出してくれるので、誰とも関係を結ばない「わたし」から「自分らしさ」は出てこないということです。
なので、「わたし」を探し求めるなら自分の中ではなく、関わっている誰かとの関係に求めるべきだと言います。
こういった「自分とは」のような問題は、高校生活の中で誰もが考えることなので、身近な例から感想を書いていけば良いと思います。
「複数の『わたし』」感想の例文(200字)
相手によって変わる自分に戸惑うことがあったが、本文を読み胸のつかえが下りた。
「本当の自分」を一人で掘り下げるのではなく、他者との関わりの中で現れる様々な「自分」こそが自分なのだと納得した。
「自分らしさ」を追い求めて孤立するのではなく、周りの人たちとの繋がりを大切にする中で、柔軟に自分らしさを形作っていきたい。
他者によって引き出される多様な自分の可能性を楽しみながら、豊かな人間関係を築いていきたい。(200字)
最後に、現役の国語教師からの注意点です。
高校の定期テストと大学受験の国語は、まったくの別物です。
僕のサイトを見て定期テストで高得点が取れたとしても、大学受験で点が取れるようになるわけではありません。
大学受験の国語で高得点を取りたいなら、塾などに通ってしっかりとした対策が絶対必須です。
でも、塾ってどこに通えばいいのかわかんないです…。
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以上で本記事は終了です!
最後までご覧いただきありがとうございました!






