こんにちは!
高校教師の新堂ハイクです!
授業中寝てるのに成績が良いのは何で?
いますよね~。授業中ずっと寝てるのにテストはいつも良い点を取ってくる生徒。
僕は現役の高校教師で、これまでに1000人以上の生徒と関わってきました。
その中で、授業中に寝ている生徒には特徴があるということに気づきましたので、解説したいと思います。
この記事を読めば、あなたも授業中に寝てても良い点が取れるかもしれません(笑)
・授業中に寝る人の特徴
・授業中に寝てしまう原因
・先生にバレずに授業中に寝る方法
「先生にバレずに授業中に寝る方法」は悪用厳禁ですが、現役の高校教師の目線からリアルな話をしたいと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
著者 新堂ハイク 29歳 ・現役高校教師 勤続8年(特進クラス担任) ・難関大受験、小論文指導実績500人以上 ・教育メディア運営6年(月間10万PV) ・執筆300記事以上、掲載企業50社以上 実際の教育現場にいる現役教師にしか分からない、リアルな情報をお届けします!
授業中に寝る人の特徴7選
・常に寝不足
・マイペース
・寝ていても成績は良い
・寝ているので成績が悪い
・実は寝たふりをしている
・その科目(先生)が嫌い
・厳しい先生の時は起きている
授業中に寝ている人は、だいたいこれらの特徴がありますね。
これは、教師としてのリアルな実体験をもとにしています。
常に寝不足
夜遅くまで起きているので、日中眠くなって授業中に寝てしまうパターンですね。
・ゲーム
・SNS
・YouTube
・友達と寝落ち通話
夜遅くまで起きている理由はだいたいこのような感じで、スマホ依存症一歩手前という状態です。
YouTube見てたら止まらなくなって、気がついたらいつも深夜2時とか3時です…。
中高生は成長期なので夜にしっかりと睡眠しないと、成長不足になってしまいます。
どうしても眠いなら、昼休みに仮眠をするのがオススメです。
➡仮眠をうまく使えば成績が上がる!?効率的な仮眠の方法を徹底解説!
マイペース
周りのことをあまり気にしない人も、授業中に寝る人の特徴に当てはまります。
授業中に寝ることには、実はこのようなリスクが潜んでいます。
授業中に寝ることによるリスク
・先生に名指しで怒られる
・先生に当てられて問題を解かされる
・いびきをかいてしまう
・ガクッと体が動いてしまう
・よだれが垂れてしまう
授業中寝ていて急にビクッとしてみんなに笑われ、先生には苦い顔をされる。
よくある教室の風景ですが、自分が当事者になったらかなり恥ずかしいと思います。
そんなリスクがあるにもかかわらず、授業中に寝ることができる人はマイペースであると言えます。
僕は寝ている人を当てて、分かるまで答えさせるタイプの教師です(笑)
寝ていても成績は良い
います。確かにいるんですよ、授業中にずっと寝てるのにテストで良い点をとってくるタイプの生徒は。
ただ、本当に何もしなくても点が取れるわけではないです。
・家や塾でしっかり勉強している
・テストの要点を抑えて効率的に勉強できる
・本当に天才
基本に授業というものは、40人向けの40人ペースで進むのですぐに分かる人にとってはかなり効率が悪いです。
授業中に寝ていても成績が良いタイプの生徒は、授業の要点を抑えるのが早く、すぐに理解してしまうので時間を持て余します。
時間が余る分やることがなくなって寝てしまう、という人がこのタイプに多いです。
ごく一部に授業開幕から一回も起きずに寝続けても、テストでよい点をとる本当の天才もいます。
高校生の場合、学校の成績は大学入試に関係ないので、授業中に寝てても本番で点を取れれば問題ありません。
ただ、先生の印象は最悪なので、受験に当たって協力してもらえなくなるリスクはあります。
寝ているので成績が悪い
当然と言えば当然ですが、授業中に寝ているので成績が悪くなります。
というか授業中に寝る人は、言葉は悪いですが「バカか優秀か」の二択になります。
普通の生徒は「寝たらなんかヤバそうだから一応起きてる」人が大半です。
授業中に寝てる人で成績が悪い人は、
あ~、授業よく分かんないけど、眠いからとりあえず寝ちゃえ…。
こんな感じで後先を考えずに寝てしまい、分からないままテストを迎えて撃沈…、というパターンが多いです。
このタイプは極端に睡魔に弱い人が多く、しっかり起きて授業を聞いていれば成績が上がることも珍しくありません。
このタイプの人が、ある授業で興味を惹かれる単元の時はしっかり起きていたらテストで高得点が取れた、という話はよくあります。
起きてたらいいのにもったいない!
実は寝たふりをしている
教師として授業をしていて分かるのですが、実は本当にしっかりマジ寝をしている人はかなり少ないです。
机に伏せて寝ているように見える人も「ここ絶対にテストに出すけど、すぐ消すからな」と言ったら顔を上げてきます(笑)
そもそも机に座る時点で寝るのに全く適していない体勢になるので、意識を失うくらい寝るのは難しいです。
8割くらいは机に突っ伏しているだけで、実は話を聞いていたりします。
確かに、意識を失うくらい本当に寝るのはあんまりないかも。
本当に寝ている人と突っ伏しているだけの人は、実は教師から見ても丸わかりです。
僕はそういう生徒を積極的に当てていきます(笑)
その科目(先生)が嫌い
まぁなんとも子どもっぽい理由ですが、科目や先生の好き嫌いで授業をボイコットするために寝る人もいます。
科目や先生が嫌いだからと言って、ずっと寝ているとそのテストはボロボロですし先生の印象も悪くなるので平常点も悪くなります。
好き嫌いよりも、自分にとってのメリットデメリットを考えられるようになれるといいですね。
厳しい先生の時は起きている
授業中に寝ている人も、厳しい先生の授業の時は起きています。
特に学年主任や生徒指導部長などの、上の役職の人が担当する授業の場合はみんなほとんど起きています。
生徒も教師の立場や力関係や人間関係をよく見ているので「この人に目をつけられると面倒だな」というような先生の前では、一応起きているふりをします。
こういった上の役職の人たちの授業でも寝ていられるのが、真の猛者です。
頭の良い人はこういうところでは起きていますが、マイペースな人はここでも寝てしまい、余計に怒られることになります。
「人を見て態度を変える」ことは、良くも悪くも社会性のある行動だと思います。
世の中で賢く生きていくために必要な力なので、僕は肯定派です。
授業中に寝てしまう原因と対策
そもそも何で授業中に眠くなるんですか?
あなたは授業中に眠くなる理由を、考えたことはありますか?
授業中に寝ることはデメリットの方が大きいので、できるだけ寝ない方が良いです。
授業中にしっかり起きて成績を上げて志望校に合格するか、授業中に寝て落ちてしまうかならもちろん合格したいですよね。
「授業中に寝てしまう原因」を知れば、対策も可能なので解説していきます。
・一方的な授業でつまらない
・昼食をとると眠くなる
・教室の温度が快適
・寝不足
一方的な授業でつまらない
先生が生徒に一方的に話しているだけの授業は、退屈ですぐに睡魔に襲われます。
特に教科書を読んで板書をひたすらにしていく授業の場合は、同じことの繰り返しなので眠くなる可能性が高くなります。
中には面白い話やグループワークを取り入れて授業に変化を加える先生もいますが、高校の授業ではあまりそういった工夫がありません。
シーブリーズが実施した「高校生の居眠りに関する実態調査」では 、授業中に寝てしまう科目の1位は同率で「現代文」と「数学」でした。
現代文は教科書を読んで板書するだけの授業が多く、数学は難解な単元になると授業についていけなくなって眠気に襲われてしまいます。
こればっかりは先生に「授業を面白くしてください」とも言えないので、後に紹介する対策法で乗り切りましょう。
昼食をとると眠くなる
一番眠気に襲われる時間って、だいたい5時間目~6時間目あたりじゃないですか?
実はそれには理由があって、昼食後は眠くなるような体のつくりになっているからです。
昼食後に眠くなるメカニズム
・昼食によって糖をとることで血糖値が上がる
↓
・体はインスリンを分泌して血糖値を下げようとする
↓
・脳の栄養(糖)が減る
↓
・脳が思考しずらくなって眠くなる
そもそも一日のうち昼食~14時までが眠気のピークと言われているので、5~6時間目あたりに眠くなるのは当然と言えば当然です。
特にお腹がいっぱいになると眠くなってしまうという人は、以下のことに気を付けて食事をとりましょう。
・昼食を食べ過ぎない
・早食いせずにゆっくりと食べる
ある程度の空腹感は眠気を覚まし、記憶力を上げてくれるので、腹八分目を意識して食べ過ぎないようにしましょう。
教室の温度が快適
冬場の教室って暖かいですよね?
エアコンがついていてもいなくても、教室には36度の熱を持った人間が40人程度いるので自然と温かくなります。
そんな状態でつまらない一方的な授業を聞くだけの時間が、40分も50分も続けばそれは眠くなりますよね。
夏場でもエアコンがある教室では、快適な温度が心地よさを与えてくれ眠くなります。
また、教室というほぼ密閉の空間に40人も人間がいるので、酸素が薄くなります。
酸素が薄くなると脳の働きが鈍くなり、頭がボーっとしてきます。
これが眠気を引き起こす原因の一つになっています。
こうした環境に対する対策は、授業開始前が重要です。
・昼休みに仮眠をとる
・授業前に顔を洗う
・授業前に目薬を差す
寝不足
シンプルに睡眠時間が足りないと、日中に眠くなります。
特に小学生までは早寝だったのに、中高生になってから睡眠時間が少なくなったという人が多いです。
中高生の寝不足の原因
・勉強が難しくなる
・部活や習い事
・塾や家庭教師
・人間関係のストレス
これらのことが重なり普段の睡眠時間が短くなることが、日中眠くなる最大の原因です。
特に人間関係の点においては、スマホが睡眠不足を加速させる大きな原因です。
寝る前のスマホは本当に良くないので、できるだけやめましょう。
授業中に寝ない方法13選
1.ストレッチ
2.軽い痛み
3.ツボを押す
4.頭を上げる
5.発言する
6.一瞬だけ仮眠をとる
7.深呼吸する
8.上着を脱ぐ
9.カフェインを摂取しておく
10.顔を洗う
11.目薬
12.夜しっかり寝る
13.朝日を浴びる
1~8が授業中にすぐできる方法で、9~13があらかじめ打っておく対策です。
「授業中に寝ない!」と心に決めたのなら、9~13の授業前の対策がオススメです。
授業中にできる方法はその場しのぎに過ぎないものが多いので、しっかりと対策して授業を受けるようにしましょう。
ハイク先生…もう何をどうしても眠いです…。
本当に限界の時はどうすればいいですか?
どれだけ対策しても眠い時は眠い!
ここからは「先生にバレずに授業中に寝る方法」という禁断の奥の手を紹介します。
最後の手段ということで、くれぐれも悪用厳禁ですよ!
現役教師が教える「先生にバレずに授業中に寝る方法」
「どうしても眠くて仕方がない」という状況は誰にでもありますから、本当は教えたくないですが先生目線で「先生にバレずに授業中に寝る方法」を教えます。
まず、これはおふざけなしのガチな方法です。
・目を閉じて上から目が開いているシールを貼る
・机に突っ伏してガッツリ寝る
このようなネタや諦めではなく、本当に教師目線で「バレない」もしくは「バレても怒られにくい」方法を教えます。
まばたきの間隔を長くする
ちょっとでも目を閉じている時間を稼ぐために、まばたきの間隔を長くすることで眠気を少しずつごまかしていく方法です。
・顔はしっかり上げる
・目を閉じているときはうなずいて、考えているアピールをする
・目を閉じる時間は最長でも5秒フラット
まず顔をしっかり上げて、授業に参加している意志を表明します。
そして目を閉じてうなずいて、自分の中で授業内容を考えているアピールも欠かさず行いましょう。
ポイントとしては目を閉じていても、違和感を持たれない最長の時間が5秒フラットです。
5秒を過ぎると堂々と寝ていると勘違いされかねないので、気をつけましょう。
この5秒は僕が生徒のときに試行錯誤した結果、ベストだと判断したタイムです。
この方法ではしっかりと睡眠時間をとることはできませんが、目を閉じているだけでも睡眠の7割の効果を得られるのでかなり楽になるはずです。
目を閉じてうなずいている生徒を見ても、先生は特に違和感を持たないので軽い眠気の時はオススメです。
ノートをとる体勢で寝る
机に座りながらできる寝方にも色々ありますが「ノートをとる体勢」が最もバレにくいです。
具体的に説明すると以下の通りです。
・机に左腕でひじをついて、あご(もしくは首)を支える
・右手はシャーペンをもってノートに置く
→このときシャーペンの先を支点に力をかけると安定しやすい
・顔はノートに向けて、先生に見られない位置まで下げる
この体勢だと先生からは、下から顔を覗き込まないと寝ているのか証明できません。
正直わざわざそこまで近寄って下から覗き込むのはこちらも面倒なので、スルーされる可能性が高いのがこの寝方の良い点です。
加えて、顔を覗き込むまでは「寝ていることの証明」ができないので、授業態度を減点することも難しいことが最大のメリットです。
この方法は限りなく黒に近いグレーだが、証明するのも面倒なので先生にスルーされるやり方です。
これでたいていの授業はいけますが、「寝ていると疑わしきはバンバン当てていくタイプ」の先生の場合は通用しません。
その場合は、次の方法です。
頑張ったけど睡魔に勝てなかった感を演出
「自分頑張ってんですけど、睡魔には勝てませんでした…。」というような気持ちが伝わる寝方だと、先生も怒りにくくなるものです。
ポイントとしては、最後まで睡魔にあらがっていましたアピールをすることです。
・机に突っ伏してガッツリ寝る
・顔をあお向けて天を仰いで寝る
机に顔をつけてガッツリ寝たり、天を仰いで寝るのは「諦め」が見えるので、先生から「こいつは諦めて自分の意思で寝ることを選んだな」と思われて印象が最悪になります。
・腕で顔(おでこ)を支えながら寝る
なので、最後まで睡魔と戦ってましたという感じを演出するために、腕で顔(おでこ)を支えながら下を向いいて寝るのが一番良いです。
この寝方は先生から見ると「こいつ部活とか大変だもんな…」「起きようとしたけど睡魔に負けたんだな、多めに見てやるか」といった感じで許されます。
あくまでも「自分の意思ではなく睡魔にやられた」という感じを演出するのが大切です。
厳しい先生の前では小細工は無意味
最後に注意をしておきますが、これらの方法は厳しい先生の前では無意味です。
厳しい先生の授業で眠くなったら、諦めて寝て怒られるか意地で起きるかしかありません。
そうなる前に、やっぱり普段から夜にしっかり寝て、昼食は腹八分目を意識しましょう。
授業中に眠くなるのはしょうがない!
・常に寝不足
・マイペース
・寝ていても成績は良い
・寝ているので成績が悪い
・実は寝たふりをしている
・その科目(先生)が嫌い
・厳しい先生の時は起きている
授業中に寝たことのない人は、ほとんどいません。
あなたの授業担当の先生も、きっと学生時代には授業中に寝ていたことでしょう。
それでも授業中に寝る人を注意するのは、それがあなたの損失になっているからです。
授業中に寝ることは「勉強についていけなくなる」「周りの評価を下げる」「忍耐力が無くなる」などのデメリットがあり、その習慣を続けると社会に出たときに損をする可能性があります。
だから僕たち先生は、自分の学生時代のことは棚に上げて授業中に寝る人を起こして注意します。
睡魔に勝つのは難しいことですが、先生たちはそんな睡魔と戦って授業を聞いてくれる生徒のことをしっかり見ています。
授業中に眠くなるのはしょうがないことですが、たまには戦ってみるのもいいのではないでしょうか。
と、現役教師は語ります。
以上で本記事は終了です!
最後までご覧いただきありがとうございました!