こんにちは!
高校教師の新堂ハイクです!
授業中に寝ない方法が知りたい!
授業中にどうしても眠くなって、気が付いたら寝ちゃってます…。
授業内容もついていけなくなるし、先生に怒られるし、恥ずかしいし、授業中に寝ない方法が知りたいです!
そんな悩みに「一番眠くなる教科」でおなじみの現代文の先生である、僕こと新堂ハイクが効果的な対策を教えます!
ホントにね、みんな現代文の授業で寝すぎなんですよ…。
いや、言いたいことは分かります。現代文の授業ってつまらないし何言ってるか分からないし、気が付いたら寝てますよね。
授業中に居眠りをしてしまうのは、半分くらいは寝てしまう授業をしている先生の責任だと僕は思っていますが、そうは言っても寝ていては授業についていけなくなります。
このページでは、普段から授業で居眠りが発生しないように頑張っている“現代文授業担当”の僕が、学校でできる「授業中に寝ない方法13選」を紹介します!
著者 新堂ハイク 29歳 ・現役高校教師 勤続8年(特進クラス担任) ・難関大受験、小論文指導実績500人以上 ・教育メディア運営6年(月間10万PV) ・執筆300記事以上、掲載企業50社以上 実際の教育現場にいる現役教師にしか分からない、リアルな情報をお届けします!
高校生は年間120時間も授業中に寝ている!
シーブリーズが実施した「高校生の居眠りに関する実態調査」では、かなり興味深い結果が出ているので紹介します。
まずは高校生の居眠りの時間は、一人当たり年間で7300分(約120時間)で授業にすると145コマ分になるという調査結果が出ています。
さらに「居眠りをしたことがない」という生徒は全体のたった16%しかおらず、ほとんどの生徒が授業中の居眠りを経験しています。
年間120時間も寝てるってことは、高校生は授業中に丸5日分寝てるってことになりますね…。
授業中に寝てしまう科目
1位(37.7%) | 現代文・数学 |
3位(34.3%) | 世界史 |
4位(33.3%) | 古典 |
5位(33.0%) | 英語 |
実際に居眠りをしてしまった(しそうな)科目のワースト5はこのような結果となりました。
時間割の多くを占める主要科目が、上位にランクインしています。
現代文はホントに眠くなりますよね…。
僕は数学が苦手なので、学生の時は毎回睡魔との戦いでした(笑)
授業中に寝てしまう時間帯
1位(78.7%) | お昼のあとの授業 |
2位(52.7%) | 嫌いな科目の授業 |
3位(31.3%) | 朝一番の授業 |
実際に居眠りしてしまった時間帯の結果はこのようになりました。
だいたい眠気のピークが来るのは5時間目あたりですよね。
他にも体育の後(特にプール後)などはかなり睡魔に襲われます。
授業中に寝たせいで起きたこと
1位(20.7%) | 成績が下がってしまった |
2位(19.0%) | 授業についていけなくなった |
3位(10.0%) | 痛い思いをした |
4位(1.7%) | 好きな人に引かれてしまった |
5位(0.7%) | 変なあだ名がついた |
やはりみんな居眠りをしたことで授業についていけなくなり、成績が下がってしまったと感じているようです。
居眠りをしながら頭をぶつけて笑われ、変なあだ名をつけられ、好きな人に引かれるのは定番パターンですね…。
授業中の居眠りは受験生にとっては大敵です。
では、次に「なぜ授業中に眠くなるのか」について解説します。
授業中に眠くなる理由
授業中の居眠りで、年間120時間(丸5日分)も無駄に過ごしていると分かれば、できれば居眠りは避けたいところです。
ここでは、授業中に眠くなる原因を解説し、後の対策につなげます。
・睡眠時間が短い
・昼食~14時までが眠気のピーク
・脳の酸素不足
・授業がつまらない
では上から順番に解説していきます。
睡眠時間が短い
小学生までは規則正しく生活していた人も、中高生になると生活リズムが変わってきます。
・勉強が難しくなる
・部活や習い事
・塾や家庭教師
・人間関係
これらのことが重なり普段の睡眠時間が短くなることが、日中眠くなる最大の原因です。
特に人間関係の点においては、スマホが睡眠不足を加速させる大きな原因です。
YouTube、ゲーム、SNSなどで夜遅くまでスマホを使っていると、スマホの画面から発せられるブルーライトが睡眠を妨げ、眠りにくくさせるので寝不足につながります。
スマホを触りながら寝落ちする人は要注意です!
昼食~14時までが眠気のピーク
中学や高校であればちょうど5~6時間目あたりの時間です。
この時間帯が日中の眠気のピークなので、居眠りをしてしまう生徒が多くなります。
お腹がいっぱいになると眠くなってしまうという人は、以下のことに気を付けて食事をとりましょう。
・昼食を食べ過ぎない
・早食いせずにゆっくりと食べる
ある程度の空腹感は眠気を覚まし、記憶力を上げてくれるので、腹八分目を意識して食べ過ぎないようにしましょう。
脳の酸素不足
教室に40人ほど集まって授業を受けるので、閉め切っていると当然酸素が薄くなります。
酸素が薄くなると脳の働きが鈍くなり、頭がボーっとしてきます。
これが眠気を引き起こす原因の一つになっています。
季節を問わず、こまめな換気は大切です!
先生に提案してみましょう。
授業がつまらない
これは生徒側ではなく教師側の問題なのですが、つまらない授業を受けていると眠くなりますよね。
特に講義型の授業(先生が板書してそれを写すだけ)の授業は、作業が手を動かすだけになるので、すぐに睡魔に襲われます。
最近はグループワークを取り入れた授業も多くなり、物理的に寝ないような工夫がされていますが、まだまだつまらない授業は多いです。
これに関しては先生を変えることはできないので、次に紹介する対策13選を使って乗り切ろう!
授業中に寝ない方法13選
ここからは学校でできる「授業中に寝ない方法13選」を紹介します。
自宅や塾などで眠くなる場合の対策は「仮眠」一択です。その具体的なやり方は以下のページで紹介していますので、ぜひご覧ください。
授業中の眠気対策は以下の通りです。
1.ストレッチ
2.軽い痛み
3.ツボを押す
4.頭を上げる
5.発言する
6.一瞬だけ仮眠をとる
7.深呼吸する
8.上着を脱ぐ
9.カフェインを摂取しておく
10.顔を洗う
11.目薬
12.夜しっかり寝る
13.朝日を浴びる
1~8が授業中にすぐできる方法で、9~13があらかじめ打っておく対策です。
では13個一気に怒涛の解説をしていきます!
1.ストレッチ
まずは少しでもいいので体を動かして、血流を促進させましょう。
ただ授業中に立ち上がって伸びをしだすと、それこそ変なあだ名がつきそうなので、椅子に座ったまま目立たずにできるストレッチを紹介します。
・首を左右に回す
・腕を左右に広げて胸を突き出す
・腕を前に突き出して指を曲げる
・プリントを後ろに回すときに体をひねる
このように座ったままできる軽いストレッチがまずオススメです。
2.軽い痛み
軽い痛みも眠気を覚ます方法の一つです。
・手をつねる
・耳を引っ張る
・顔を軽くたたく
やり過ぎて血を流すなどすると授業どころではないので、ほどほどに気を付けてください。
3.ツボを押す
手のツボを刺激することは、ストレッチ同じように眠気覚ましの効果をはっきします。
「合谷」と呼ばれるツボを押すのは、眠気を覚ます効果があるのでぜひやってみてください。
4.頭を上げる
頭を下げると眠る体勢になってしまうので、なるべく頭を上げるようにしましょう。
頭を上げると血流も良くなり、酸素も入りやすくなるので効果的です。
授業中に頭が上がっている生徒は、先生の印象も良くなるので、一石二鳥ですね!
5.発言する
思い切って手を上げて発言するのも効果的です。
普段あまり発言しない人にはハードルが高いかもしれませんが、これも先生の印象をよくする追加効果があるのでオススメです。
内容的に生徒を当てたり、発言を求めるような授業ではない場合は、思い切って質問してみるのもアリです。
ハーマイオニーみたいに教師にガンガン質問してみましょう(笑)
6.一瞬だけ仮眠をとる
ナノ・ナップ (一瞬~数秒の仮眠) |
マイクロ・ナップ (1分ほどの仮眠) |
ミニ・ナップ (10分ほどの仮眠) |
パワー・ナップ (20分の仮眠) |
ホリデー・ナップ (90分の休日の仮眠) |
仮眠の種類も色々あり、目を数秒閉じるだけのものもあります。
上記のナノ・ナップやマイクロ・ナップの数秒~1分ほどの仮眠でも脳が休まり、回復効果があります。
姿勢を正して数秒ほど仮眠をとってみると、意外とスッキリするものですよ!
7.深呼吸する
授業中に眠くなる原因の一つに酸素不足があげられるので、深呼吸をしてしっかりと体に酸素を行きわたらせましょう。
その場合、鼻から吸って口から吐くのを3セット繰り返すと効果的です。
8.上着を脱ぐ
暖かくなると頭がぼーっとしてきて、眠気の原因になります。
体温を下げることで、集中力を上げて眠くなるのを防ぐ方法です。
上着を脱いだり、袖をまくったりして体温調節しましょう。
ここからは授業前に行う対策になります!
9.カフェインを摂取しておく
授業前の水分補給に適しているのは、お茶やコーヒーなどのカフェインを含む飲み物です。
カフェインは摂取してから15分~20分後に効果が出てくるので、授業前に飲むとスッキリ目覚めやすくなります。
また、ミントタブレットやガムなども効果的です。
高校までは授業中の飲食は禁止されているところがほとんどなので、あらかじめ飲んでおくようにしましょう。
10.顔を洗う
授業前の休み時間などに顔を洗っておく方法です。
冷たい水で洗うことで、気分をスッキリさせましょう。
時間がないときはフェイスシートなどで代用しても効果的です。
11.目薬
爽快感が強めの目薬を授業前にさしておくと、目がスッキリするので眠気が無くなります。
僕も高校生のころは「santeFXネオ」をよく使っていました。
12.夜しっかり寝る
日中眠くならないためには、まず夜しっかり寝ることが大切です。
高校生がとるべき睡眠時間は7~8時間と言われています。
・就寝3時間前に食事を済ませる
・就寝1時間~1時間半前に風呂に入る
・就寝30分前はスマホを見ずに暗記
この3点をしっかり守れば、質の良い睡眠時間を確保することが可能です。
特に寝る前のスマホは大敵です!
暗記に置き換えましょう!
13.朝日を浴びる
朝起きたときにしっかりと朝日を浴びて、セロトニンを体内に分泌させましょう。
セロトニンの効果
・精神の安定
・安心感や平常心
・頭の回転をよくして直観力を上げる
セロトニンによってしっかり目を覚ますことによって、日中眠くなるのを防ぎます。
特に受験生の場合は、朝型の生活リズムに変えた方が絶対に良いです。
授業中に寝ない対策は授業前から!
1.ストレッチ
2.軽い痛み
3.ツボを押す
4.頭を上げる
5.発言する
6.一瞬だけ仮眠をとる
7.深呼吸する
8.上着を脱ぐ
9.カフェインを摂取しておく
10.顔を洗う
11.目薬
12.夜しっかり寝る
13.朝日を浴びる
以上で本記事は終了です!
最後までご覧いただきありがとうございました!